元湯なかむら館(静岡県)




■元湯なかむら館(焼津黒潮温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2022年04月
 ・住所 : 静岡県焼津市駅北1丁目14-7(参考)
 ・電話番号 : 054-628-4397(参考)
 ・営業時間 : 10:00-20:00(参考)
 ・泉質 : アルカリ性高張性高温泉(ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉)
 ・PH値 : 8.6
 ・湯温 : 52.4℃
 ・TAG : <高張性> <アルカリ性> <静岡県限定 わくわく温泉スタンプラリー参加施設(2022年)>
 ・HP(参考) : 焼津黒潮温泉 元湯 なかむら館




元湯なかむら館(外観)


元湯なかむら館(外観)



【寸感】
静岡県焼津市に湧く焼津黒潮温泉を堪能できる日帰り入浴施設「元湯なかむら館」になります。
 ※静岡県限定 わくわく温泉スタンプラリー参加施設(2022年)です。

泉質はアルカリ性高張性高温泉(ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉)。
源泉温度52.4度、pH8.6で、特筆すべき含有成分は、ナトリウムイオン(3533mg/1kg)、カルシウムイオン(2681mg/1kg)、ストロンチウムイオン(25.4mg/1kg)、塩素イオン(9878mg/1kg)、臭素イオン(36.1mg/1kg)、ヨウ素イオン(5.5mg/1kg)、メタホウ酸(23.7mg/1kg)他と、高張性だけはあって様々なものが療養泉基準値以上入っている良い湯です。
なお、湯は(少なくとも湯船に注ぎ込まれるものは)無色無臭、湯船の底まで容易に見通すことができるながら仄かな濁りありといった具合です。。

源泉かけ流しを謳うだけはあり、仄かな塩味・確かな脱脂効果を感じられる良い湯です。
運営サイドが言うように良く温まるタイプの泉質であり、浴後のポカポカ感の持続も確かにしっかりと感じられるでしょう。

湯船は内湯一つに、露天風呂一つのオーソドックスな内容。
内湯はともかく、露天風呂はパーソナルスペースを加味すると3〜4人も浸れば「……」となるような塩梅。
内湯はそれなりだがこちらも7〜8人み浸れば目一杯といった感じで、長時間浸るような作りにはない。

一応露天スペースに体を冷ませるベンチが設置されているが、基本的にはさっと入ってさっと上がる銭湯みたいな使い方が想定される日帰り入浴になる印象。
運営側も「よく温まる湯であり、短時間でも浴後のポカポカ感が持続します。逆上せ注意!」みたいな注意文を記しており、長時間入浴されるような利用方法を想定していないのだろう。
それは脱衣所スペースの狭さなどからも見て取れる為、焼津黒潮温泉を長時間に渡って(何度も)利用したいとかいうような利用方法を想定する場合は、もう一つの焼津黒潮温泉の日帰り入浴温泉施設である「エキチカ温泉 くろしお」の方を利用するほうが現実的か。

「エキチカ温泉 くろしお(静岡県限定 わくわく温泉スタンプラリー参加施設(2022年))」の方がやや割高ですが源泉は同じですし、黒瀬が浸ってみた感じ浴感ともに差はなく湯の扱いという点では同程度であると思いました。
 ※「エキチカ温泉 くろしお」には露天風呂がないですが。

難点は蒸気にも挙げていますが、満足な休憩スペースもなく、基本さっぱりと浸って終わりというところでしょうか。
日帰り入浴施設とはいえ、せかせかせっつかれているようなのはちょっと……。

別料金を支払えば隣接するカフェで湯上がり後の一杯を楽しみながらゆっくりできますが、そこまでするならば例に上げたもう一つの「エキチカ温泉 くろしお」で良いような気がするのも事実……。
どちらの施設もJR焼津駅から徒歩でアクセス可能圏内にありますし。

遠方から人が赴いてどうこうというよりかは、近隣住人のためのさっぱりと汗を流すための施設という感じは否めないかと思います。

最後に「静岡県限定 わくわく温泉スタンプラリー参加施設(2022年)」者は、JR焼津駅の足湯を利用することでも、スタンプ一個捺印して貰えますよ!(要・焼津市観光協会ビルへアクセス)


【三行】
 ・ワンコイン(500円)で浸れます。コスパ良し。
 ・脱衣所狭く洗い場少なく休憩スペースがないのはちょっと難点かも。
 ・基本的には近隣住人が銭湯みたいにパパッと浸ってささっと上がる利用方法が想定されていそう。




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