■伊東園ホテル松川館(伊東温泉)
・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
・訪問時期 : 2022年04月
・住所 : 静岡県伊東市寿町1-1(参考)
・電話番号 : 0570-034-780(参考)
・営業時間 : −(参考)
・泉質 : 弱アルカリ性低張性高温泉(カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉)
・PH値 : 8.4
・湯温 : 46.4℃
・TAG : <低張性> <弱アルカリ性>
・HP(参考) : 伊東園ホテル松川館【公式サイト】伊東温泉旅行 - 伊東園ホテルズ
【寸感】
静岡伊東を中心に関東圏に勢力を置く、伊東園G経営のホテル「伊東園ホテル松川館」になります。
伊藤園グループといえば、言うまでもなくアルコール類飲み放題・二食付きの宿泊を比較的安価に楽しめることで有名であり、ビジネスホテルライクな使い方も可能になところが強みでしょう。
泉質は弱アルカリ性低張性高温泉(カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉)。
湯船に注ぎ込む湯としては無色無味無臭、湯船の底まで容易に見通すことができるながら仄かな濁りありといった具合です。
源泉温度46.4度、pH8.4で、特筆すべき含有成分は、ナトリウムイオン(261.5mg/1kg)、カルシウムイオン(242.2mg/1kg)、塩素イオン(686.5mg/1kg)、硫酸イオン(301.1mg/1kg)、メタケイ酸(52.5mg/1kg)。
源泉掛け流し、且つ表記上「加水・加温・循環ろ過・消毒全てなし」を謳う湯ですが個人的には、湯の扱いには正直かなり疑問符がつきます。
少なくとも、pH等々「朝日の湯 シーサイドスパ&マリーナ」などと同傾向で、軽く塩味やまろやかさぐらいは湯に現れても良い筈なんですが、正直なところほぼ感じられません。
恐らく、混合泉を貯湯槽から採取しているところでかなりの新鮮さをロスしており、浴感を失っているのだと思われます。尤も、温泉感が低いとはいえ脱脂効果等々はしっかり感じられるので、駄目な感じの日帰り温泉施設や沸かし湯と比較するとそこには雲泥の差があるわけですが。
三箇所ある浴場(岩風呂(露天)・内湯+露天・内湯のみから時間帯によって男女の利用が入れ替わる仕様)のどこに浸っても、この感想は覆らなかったので「The 温泉感」を期待したり、泉質重視の人達に薦められるかというと……。
それでも「安価で利用できるじゃないか」といわれれば、確かにその通りで伊東園Gが掲げる「通える温泉宿」のフレーズには十分マッチしているかと思います。
バイキングの量・質においても、正直ベースで記述すると高いレベルにあるとは言い難いです。
……が、そもそも「旅行に特別感がなくとも良い」とか、そもそも「ビジネス利用で安価であることを重視する」とか「コスパ最重要視」とかいう観点から割り切って利用するのであれば、素晴らしいホテルであるとも言えます。
何よりも、別注料理に置いても他所よりかは断然安価に注文可能なところもそうです。
但し、この湯を持って伊東温泉の本質を味わったとは到底思って欲しくはないというのが正直なところでもあります。
……。
こんなこと書いておきながら、既に旅行に対して特別感を欲していない黒瀬も伊東園Gは良く利用するんですけどね。
やっぱり、割り切り利用の場面では「安いは正義」である面は多分にあり、利用客の多さなどを見せられると需要がある部分で食い込んでいると感じさせられます。
一度系列のホテルを利用すると大体貰える特別ご優待券(1000円〜2500円引き、コロナ禍になってから1000円引き以外のものを見たことないが)を利用し、シーズンオフのところを狙って利用するとアルコール類飲み放題・二食付きで5800円とかで宿泊できることもありますからね……。
温泉(大浴場と割り切っても良い)付きで下手なビジホよりも安価な宿泊できるは、色々不満を覚える部分はあっても素晴らしい強みだと思います。
【三行】
・何よりも、コスパ良し。
・源泉掛け流し、且つ表記上「加水・加温・循環ろ過・消毒全てなし」だが、個人的には温泉に強い期待はしない方が良い。
・色々不満を覚える部分はあるだろうが下手なビジホよりも安く、伊東園Gが掲げる「通える温泉宿」を体現していると言える。