■ホテル鞠水亭（舘山寺温泉）
・黒瀬的オススメ度 ： ★★★★☆☆☆☆☆☆
・訪問時期 ： ２０２２年０４月
・住所 ： 静岡県浜松市西区舘山寺町398（参考）
・電話番号 ： 053-487-0531（参考）
・営業時間 ： 12:00-20:00（参考）
・泉質 ： 弱アルカリ性高張性低温泉（ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩温泉）
・ＰＨ値 ： 7.8
・湯温 ： 29℃
・TAG ： ＜高張性＞ ＜アルカリ性＞ ＜静岡県限定 わくわく温泉スタンプラリー参加施設（2022年）＞
・ＨＰ（参考） ： 【公式】ホテル鞠水亭
【寸感】
静岡県浜松市は浜名湖畔に湧く舘山寺温泉を堪能できるホテル「鞠水亭」になります。
※静岡県限定 わくわく温泉スタンプラリー参加施設（2022年）です。
泉質は弱アルカリ性高張性低温泉（ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩温泉）。
源泉温度29度、pH7.8で、特筆すべき含有成分は、ナトリウムイオン（5590mg/1kg）、マグネシウムイオン（131.7mg/1kg）、カルシウムイオン（2751mg/1kg）、塩素イオン（13920mg/1kg）、臭素イオン（17.1mg/1kg）、メタホウ酸（47.4mg/1kg）。
他にも第二鉄イオン（5.3mg/1kg）などが入っており、総含有量22620mg/1kgという字面上は凄い湯です。
……なんですが、加温・循環ろ過・消毒にて、ほぼ全て台無しになっているといって過言ではないです。
湯船に注ぎ込まれる湯は無色透明無味無臭。
いや、ありえないんですけど。
「源泉なんか浸っていたら肌の弱い人は湯ただれしちゃいますよ」とか「源泉温度が低いんだから加温しなきゃ」という言い分も解らなくもないですが、だからといって脱脂効果のあってちょっと温泉感のある湯にまでするのは正直やり過ぎだと思うんですが。
こんなんなら、日帰り温泉施設「華咲の湯」の「石景の湯」に浸りに行った方がずっと高い満足感を得られます。
湯の扱いはともかく、湯船の構成は内湯一つに露天風呂が一つの構成。
内湯は広く一度に10人以上が優に浸れる広さを確保しており、日帰り客を受け入れてる等々を加味しても狭さを感じる場面はないように思えます。
露天風呂はパーソナルスペースを加味すると５〜６人程度が一度に浸れるぐらいのサイズ感で、浜名湖北部を眺望できる景色で癒やしを与えてくれます。
サゴーロイヤルホテルなんかもそうですが、舘山寺の強みはこの浜名湖の眺望を生かしたお風呂ですかね。
一方で、温泉感をしっかりと味わえた湯は、黒瀬が今まで舘山寺に足を運んだ限りで言うと日帰り温泉施設「華咲の湯」の「石景の湯」のみです。
何を取るのかという話は多分にあると思いますが、正直「The 温泉感」を期待したり泉質重視の人達には残念ながらお薦めできません。
【三行】
・露天風呂からの浜名湖北部の眺望は○
・字面上はたっぷり入っている高張性の舘山寺温泉ですが、加温・循環ろ過・消毒にてほぼ全て台無し。
・泉質重視の人達にはオススメできない。