泉湯(奈良県)




■泉湯(湯泉地温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ・訪問時期 : 2017年01月
 ・住所 : 奈良県吉野郡十津川村武蔵23(参考)
 ・電話番号 : 0746-62-0090(参考)
 ・営業時間 : 10時00分〜21時00分、火曜定休(参考)
 ・泉質 : アルカリ性単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.9
 ・湯温 : 52.7℃
 ・TAG : <低張性> <アルカリ性> <名湯百選>
 ・HP(参考) : 【十津川村観光協会】 湯泉地温泉


泉湯(湯泉地温泉)



【寸感】
奈良の名湯百選・十津川温泉の、三源泉の内の一つ「湯泉地源泉」の公衆浴場「泉湯」です。

泉質は湯泉地温泉1号・2号混合源泉がアルカリ性単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)で、源泉温度52.7℃、pH8.9。
湯泉地温泉2号源泉が単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)で、源泉温度55.6℃、pH未記載。

特筆すべき含有成分はそれぞれ(前者/後者)、フッ素イオン(5.9mg/1kg/7.8mg/1kg)、硫化水素イオン(5mg/1kg/1.6mg/1kg)、チオ硫酸イオン(なし/3.2mg/1kg)。

湯は無色透明で、ほぼ無臭。
味はまろやかさを持つが「硫黄」といった類の異質感はない。
成分量の面では十津川温泉の他の二源泉ほどには豊富でないながら、浴感としてみると安価で浸れる公衆浴場としてはトップクラスだと思います。
何せ、ただの公衆浴場の癖して、源泉掛け流しの内湯、掛け流しの露天風呂を持ちますからね。
泉質面では和歌山「湯の峰公衆浴場」には及ばないものの、露天風呂まで備えているという点では同格か、泉湯の方が勝っていると思わされるぐらい。

浴感は特に保温がばっちりで、内湯に浸っているとぽかぽか感の持続するのを体感できると思います。
「内湯」と記載したのには、露天風呂と内湯で硫黄臭の感じが異なる点も踏まえてのことです。
露天だとがっつり減衰するんですよ、硫黄臭。
ここは浴感にも繋がっている印象で、内風呂の方が断然良い印象。

尤も、内湯は狭く、パーソナルスペースを考慮すると3人程度で一杯一杯。
逆に露天風呂の方が割と広めで6〜7人程度と言ったところです。

注意点は泉湯横の駐車スペースには2台しか止められないということ。
まあ、道の駅に駐車して徒歩で訪問するば良いのだろうけれど……。

近場にあったら通いたいと思う公衆浴場です。
素晴らしい。


【三行】
 ・浴感等々踏まえて、公衆浴場としてトップクラスだと思います。
 ・内湯と露天風呂で、硫黄臭の度合い・浴感が異なる印象。内湯の方が断然上です。
 ・泉湯横の駐車スペースには2台しか止められません。道の駅に駐車し、徒歩で訪れましょう。




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