湯楽里(鳥取県)




■湯楽里(関金温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★☆☆☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年12月
 ・住所 : 鳥取県倉吉市関金町関金宿1396-2(参考)
 ・電話番号 : 0858-45-6400(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 単純弱放射能温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 7.6
 ・湯温 : 46.7℃
 ・TAG : <低張性> <弱アルカリ性> <名湯百選>
 ・HP(参考) : ホーム - 鳥取県関金温泉 湯楽里公式ホームページ


せきがね温泉 湯楽里


せきがね温泉 湯楽里(湯船)



【寸感】
鳥取県は岡山県との県境・蒜山三山の懐に位置する名湯百選「関金温泉郷」の宿泊施設「湯楽里」です。

この辺、名湯百選が固まっているイメージ。
鳥取で言うと、関金、三朝。
岡山でいうと、湯原、奥津。
それだけ、蒜山三山近辺に良い湯が湧き出ていると言うことかも知れませんが。

さっそく温泉の話に移ります。
泉質はpH7.6、源泉温度46.7℃の単純弱放射能温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、無色透明無味無臭。
源泉を口に含んで若干のまろやかさすら感じられません。
ちなみに、湯船に注ぎ込む湯は関金配湯所(1号、4号、9号、10号、南源泉)の混合泉なので、飲泉がしたければ然るべき場所に足を運んだ方が良いでしょう。

湯船の構成は内風呂のみ。
内風呂も小さく、パーソナルスペースを考慮すると2〜3人も入ると目一杯となるサイズです。
ぶっちゃけ、宿泊客数上限と見合っていないサイズのように思います。
繁忙期では、狭さを感じるというか、そもそも入れない人が出てくるのでは……?
まあ、湯治客等含め、どれほど賑わうのかは正直定かではありませんが。

浴感としてはぬるぬる感いった類いの特徴的なものはなく、アルカリ由来の脱脂効果にしても強くない感触。
保温・保湿も低めで、保温に関して言えば、時期によっては寧ろ浴後に湯冷えしないよう注意した方がよさそう。
浸っている時には良い感じに、かーっと温まるんだけどねぇ、……冷め易いというか。
前にも述べたけど、じわーとゆっくり体が温まるのではなく、不意に臨界点まで一気に温まるような体感です。
そんでもって、よく「単純塩泉と変わらない浴感」というのを別所で見掛けますけど、放射能泉、黒瀬的に浸っていて一番疲れる泉質である気がします。

含有成分量は微量ながら、13.85マッヘの放射能泉。
一応特筆すべき成分量を挙げておくと、フッ素イオン(8.0mg/1kg)、メタケイ酸(80.7mg/1kg)といったところ。
ここに、ナトリウムイオン、塩素イオン、硫酸イオン、炭酸水素イオンが100mg/1kgちょい入って主成分。
上記を踏まえて、本当に冷え込む時期よりかは、秋口・春先といった辺りが関金温泉のベストシーズンな気がします。

なお、施設そのものも湯治客向きで、食材持込みで自分で調理ができます。
(頼めば料理も出るみたいですが)
電子レンジ・電気コンロ、炊飯器等も部屋に備え付けられており、米を持ち込めばお米も炊けるし本格的な料理もできます。
部屋によってはコンロが備え付けではない場合もあるみたいですが、共同調理場も有ります。
連泊で宿泊料金が格段に安くなるプランもあり、放射能泉で本格的に湯治したいという人には最適じゃないでしょうか。


【三行】
 ・正直、湯場の浴槽は宿泊客数上限と見合っていないサイズのように思いました。
 ・保温効果低めの印象で、本格的に冷え込む時期という寄りかは、秋口・春先といった辺りがベストシーズンの印象。
 ・食材持込み可、且つ調理設備も整っており、湯治者向け。




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暫定