クアガーデンこのか(岡山県)




■クアガーデンこのか(上齋原温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★☆☆☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年12月
 ・住所 : 岡山県苫田郡鏡野町上齋原446-1(参考)
 ・電話番号 : 0868-44-2281(参考)
 ・営業時間 : 10時00分〜21時00分(参考:日帰り利用時)
 ・泉質 : アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性温泉)
 ・PH値 : 9.3
 ・湯温 : 27.9℃
 ・TAG : <低張性> <アルカリ性>
 ・HP(参考) : クアガーデンこのか


クアガーデンこのか



【寸感】
岡山県は鏡野町の山間部に湧出する「上齋原温泉」の日帰り入浴施設「クアガーデンこのか」です。

泉質はpH9.3、源泉温度27.9℃のアルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性温泉)で、無色透明無味無臭。
飲泉不可。
口に含んでみても、まろやかさすら感じられない特徴に薄い湯です。

含有成分としては岡山の名湯百選にして美作三湯が一つ「奥津温泉」とそう変わらない感じで、極々微量。
特筆すべき含有成分は、療養泉基準という観点で見る限りなし。
一応、奥津温泉同様、放射能泉の値には満たないながら、僅かにラジウムを含む。
というか、同等泉質の奥津温泉が持つ文化的なプラス要素である「足踏み洗濯」といった伝統やら、温泉郷としての雰囲気やらが削ぎ落とされている印象で、敢えてここを積極的にチョイスする理由に薄い温泉地に感じさせられます。

何せ近傍地域には、件の名湯百選「奥津温泉(同等泉質)」、もう少し鳥取方面に足を伸ばせば関金温泉(33.4マッヘの放射能泉であり、こちらも名湯百選)があります。
近隣地の「ゆとろ温泉」も天空風呂で有名らしいとくれば、ますます上齋原温泉をチョイスする理由が薄く感じられてしまいます。
遠方からこの地域に観光等に来ているとかなれば、尚更じゃないでしょうか。

話が逸れましたが、浴感も成分量微量のアルカリ性単純温泉に準じ、アルカリ由来の脱脂効果を感じられる程度。
保温・保湿ともに特筆するレベルにはなく、寧ろ冬場などでは浴後に湯冷えしないよう気を付けた方が良いでしょう。

湯船の構成は、内風呂一つに、二人用の湯圧マッサージ浴槽。
ここに露天風呂が加わり、サウナ等の設備はなし。
内風呂はジャグジー部と直結しており、10人からが一度に浸れるサイズ。
露天風呂も7〜8人が一度に浸れるサイズを確保しております。

黒瀬的としては、結果的に関金温泉(放射能泉)と入り比べるみたいな状況になりました、上齋原温泉。
放射能泉は浴感として単純温泉とそう変わらないと思われがちですが、結果としてやはり単純温泉とは大きな相違があるということに気付かされる格好になりました。
即ち、上齋原温泉をチョイスするなら関金の方が良い。

体の温まり方が、やはり全く異なる感触。
つーか、ただの単純温泉がこんなに温まり難かったか、というのを感じられるぐらい。

ちなみにバーデゾーン(プール)は循環ろ過システム故障の為、休業となっておりました。
まあ、近隣住人以外では関係ないと思われる情報ですが念の為。


【三行】
 ・言葉は悪いが「足踏み洗濯」等の強みを持つ奥津温泉の下位互換的な印象。
 ・もう少し鳥取方面に足を伸ばせば関金温泉も有り、ここをチョイスする理由はかなり薄い印象。
 ・バーデゾーン(プール)は循環ろ過システム故障の為、休業となっていました(2016年12月現在)。




名湯放蕩録トップページに戻る


深守総合案内所トップページに戻る

暫定