川俣観光ホテル 仙心亭(栃木県)




■川俣観光ホテル 仙心亭(川俣温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年12月
 ・住所 : 栃木県日光市川俣サビ沢881-8(参考)
 ・電話番号 : 0288-96-0221(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : ナトリウム-塩化物温泉(中性低張性高温泉)
 ・PH値 : 7.4
 ・湯温 : 71.6℃
 ・TAG : <低張性> <中性>
 ・HP(参考) : 奥日光・川俣温泉 川俣観光ホテル 仙心亭【公式サイト】


川俣観光ホテル 仙心亭



【寸感】
栃木県は奥鬼怒川温泉へと続く道の、奥鬼怒川温泉手前にて自家用車によるでアクセス可能な最奥の温泉地にある宿「川俣観光ホテル 仙心亭」です。

……。
本当は奥鬼怒川温泉に浸るつもりだったんですが、駐車場から片道徒歩40分掛かると解り断念した上での妥協点です。
いや、全く冬装備していない中、徒歩雪道行軍はちょっと死ねるかなって。
後、移動だけで往復一時間半を有するに当たり、時間的な余裕もなかったことが決定打となりました。
思い付きで訪ねてみるものじゃないねぇ。
まあ、愛知県から東京へ行くくらいの距離で、そんなに遠くないので奥鬼怒川は夏場・秋口にでも挑戦したいと思いますぜ。

おっと大きく話が逸れましたが、川俣観光ホテル 仙心亭。
さっそく温泉の話に移ります。
まず、残念なことに冬季は露天風呂が閉鎖で、内湯のみとなります。
重ね重ね下調べがなってないとこうなるという悪い見本ですかね。

泉質は、pH7.4、源泉温度71.6℃のナトリウム-塩化物温泉(中性低張性高温泉)。
やや黄色がかった透明の湯で、注ぎ口に顔を近づけると木質系の良い香りが若干鼻に付きます。
なお、飲泉不可ながら、口に含むと軟水寄りのまろやかな味。

特筆すべき含有成分はナトリウムイオン(468mg/1kg)、フッ素イオン(4.9mg/1kg)、メタケイ酸(161.5mg/1kg)、メタホウ酸(65.5mg/1kg)。
ここに塩素イオン(665.8mg/1kg)、炭酸水素イオン(277.6mg/1kg)が加わり、ほぼ主成分。
浴感としては特徴的なものがなく、肌に優しく万人向けの単純温泉ライクな感触。
尤も、ただの沸かし湯とはひと味違というところは体感させてくれるので、しっかり温泉はしてます。
保温・保湿効果も「高い」というレベルではないながら、上を見れば幾らでもという感触。
なお、訪問時に、黒瀬が浸った感じでは、湯船は39℃いかないくらいに保たれておりました。
長めの入浴時間を確保できない場合は、浴後に湯冷めしないよう注意した方がいいかも知れない。

湯船の構成は、内湯一つのみ。
上記したとおり、かなりぬるめの湯温(外気温が寒いからかも知れないが)となっていて、軽く10分単位ぐらいで浸っていないと体が芯から温まらない感覚でした。
注ぎ口の湯は熱いくらいなので、湯船の大きさに対して注ぎ量を絞っていたのだろう。
湧出量も147L/分となっていたので、注ぎ量は湯船を熱くし過ぎない為かも知れないが、湯温と浴感を適度に保つ温泉マイスターの設定が望まれる。
なお、湯船のサイズは優に10人からが一度に浸れるサイズ。

川沿いに面しており、冬季封鎖の露天風呂からはさぞかし良い風景が眺められるはず……と思うと、露天風呂・冬季閉鎖は残念。
と言うか、冬場に川俣温泉で露天風呂が楽しみたいのならば、素直に他所の宿をチョイスする方が良いでしょう。


【三行】
 ・奥鬼怒川温泉方面、自家用車によるでアクセス可能な最奥の温泉地。
 ・源泉温度は71.6℃と高めだったが、湯船はぬる湯に保たれていた。長湯向け。
 ・露天風呂は冬季封鎖。




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