ホテル一井(群馬県)




■ホテル一井(草津温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★★☆
 ・訪問時期 : 2016年12月
 ・住所 : 群馬県吾妻郡草津町草津411(参考)
 ・電話番号 : 0279-88-0011(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 酸性-塩化物温泉(酸性低張性高温泉):万代鉱
       酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(酸性低張性高温泉):白旗源泉
 ・PH値 : 1.5(万代鉱)/2.0(白旗源泉)
 ・湯温 : 96℃(万代鉱)/53.6℃(白旗源泉)
 ・TAG : <低張性> <酸性> <名湯百選>
 ・HP(参考) : ホテル一井<公式HP>草津温泉の旅館なら湯畑を見渡せる部屋がある老舗宿


ホテル一井



【寸感】
群馬県は名湯百選・草津温泉の湯畑前に立地し、草津の二源泉を引湯するホテル「一井」です。

前回の草津訪問時は湯畑源泉を堪能した為、今回は草津源泉二種(万代鉱、白旗源泉)を引く「ホテル一井」さんをチョイス。
まず結論から言うと、露天風呂に注ぐ源泉・万代鉱がpH1.5を誇り、長時間浸っていると体がピリピリ来るタイプの湯でした。
内風呂に注ぐ源泉も、pH2.0程度ながらレモンの絞り汁であるかのように酸っぱく、湯畑源泉よりも酸性度合を強く感じる湯であり、源泉の差による浴感の違いを堪能できて満足です。

泉質はそれぞれ、万代鉱が酸性-塩化物温泉(酸性低張性高温泉)、白旗源泉が酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(酸性低張性高温泉)。
万代鉱(露天風呂)の方が含有成分量が豊富で、特筆するところとしては水素イオン(31.6mg/1kg)、鉄イオン(11.1mg/1kg)、フッ素イオン(23.8mg/1kg)、メタケイ酸(537mg/1kg)、メタホウ酸(23.8mg/1kg)といった感じ。
一部例外を除き、白旗源泉はこれを下回る。

浴感は酸性で脱脂効果は低いですが、浴槽内・後のぬめり感と保温効果をしっかりと味わえます。
腐卵臭・硫化水素の香りは仄か……というか、他にもっと凄いところがいくつもある。
飲泉不可ですが、口に含むと前述した通り、レモンを囓った時に比類する酸っぱさを味わえます。

湯船の構成は、内風呂一つに露天風呂が一つのオーソドックスな構成。
内風呂は巨大で20人以上が一度に浸っても、まだまだ余裕があるサイズ。
露天風呂は7〜8人で目一杯となるサイズだが前述した通り、長時間浸っているとピリピリ来るタイプのpHで長湯向きではないです。
内風呂はまだしも、肌が弱い人ならば長くても10分程度を目安にした方が良いかと思います。

それでもpH1.5に浸って感じるピリピリ感は良い。
酸性泉に浸っているという感覚を身を以て味わえます。
仮に長時間浸っていても、まだ浴後に苦しむレベルではないのでオススメです。

一井さんの良いところは、目の前が湯畑ということもあって草津の観光地はどこもアクセス性が抜群という点。
一階部の売店コーナーが広大で、ありとあらゆる土産物を網羅している点も良い。
何より、湯畑が目の前という立地にあって敷地内に駐車場を持っているのはさすが。


【三行】
 ・草津の二源泉が楽しめ、内一つpH1.5の万代鉱は肌にピリピリ来る酸性泉でオススメ。
 ・一階部が売店コーナーとなっていて、且つ広大な敷地面積を持ち、ありとあらゆる土産物を網羅。
 ・湯畑が目の前という立地にあって敷地内に駐車場を持っている。




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