湯原国際観光ホテル菊之湯(岡山県)




■湯原国際観光ホテル菊之湯(湯原温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年11月
 ・住所 : 岡山県真庭市湯原温泉16(参考)
 ・電話番号 : 0867-62-2111(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : アルカリ性単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 7.8
 ・湯温 : 45.5℃
 ・TAG : <低張性> <アルカリ性> <名湯百選>
 ・HP(参考) : 岡山 湯原温泉の温泉旅館「湯原国際観光ホテル 菊之湯」公式ホームページ


ホテル菊之湯


ホテル菊之湯(露天風呂)



【寸感】
岡山県の名湯百選「湯原温泉」の属するホテル「湯原国際観光ホテル 菊之湯」です。
湯原温泉と言えば、露天風呂の西の横綱でもあり「砂場」で有名な温泉街ですが、菊の湯さんはその砂場まで徒歩5〜10分でアクセス可能な立地が魅力。
砂場も踏まえて菊の湯さんを評価すると色々ごっちゃになってしまう気がするので、ここに記すのはあくまで菊の湯さんのみのものとします。

まず泉質はpH9.3、源泉温度45.5℃の単純塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。
無色透明無味無臭の湯で、かなり白湯の沸かし湯に近い味。
大体どこの飲泉可能な単純塩泉にもある「まろやかさ」も、かなり薄め。

湯船の構成は、内風呂二つに露天風呂一つからなり、黒瀬訪問時が当日中(宿泊日24:00まで)は男性が4F内風呂+露天風呂(屋上にある)、日を跨いでチェックアウト日の〜9:30までが残りの5F内風呂という配分でした。

4F内風呂は5〜6人で目一杯となるサイズで、5F内風呂は余裕で20人規模が一度に浸れるサイズ。
但し、どちらも外の風景が楽しめるような作りにはなっておらず、長湯向きの環境が整えられているとは言い難い。
尤も、では殺風景なタイル張りかというとそういうわけでもなく、壁画だったりオブジェクとだったりでそれなりに目でも楽しめる作りを構築していたと思います。

露天風呂の方は、20人規模が一度に浸れるサイズ。
屋上に位置しているため、内湯に対して「こちらは外の風景が景色として楽しめるぜ」というかと思えば、そんなことはなく……。
まあ、屋上にあっての解放感は高く、湯温も温めの設定であり、内風呂と比較して長湯向けになっているという点はポイント高いんじゃないでしょうか。
基本的には、内風呂で体を洗ったりして、露天風呂居は入るだけという構成になるかと思います。
一応、露天風呂にも洗い場は設けられていましたが、既に寒くて利用できる状態ではなかったです。

特筆すべき含有成分は、特になし。
浴感もそれに準じるように非常に薄く、アルカリ由来の脱脂効果が感じられるぐらい。
さらに言うと、保温・保湿ともに「高い」と言える体感ではなかった。
肌に優しい万人向けの湯だが、そこを重視するにしてももっと良いチョイスがある。
言ってはあれだが「砂場あっての温泉地だな」という印象は拭えませんでした。
なお、砂場へ入りに行く人の為、勝手口は24時間開放されており、入り口にある下駄なども利用できます。


【三行】
 ・湯原温泉郷全体に言えることだが「砂場」に魅力を感じないのであれば、泉質面でわざわざチョイスする理由は薄い。
 ・露天風呂の西の横綱「砂場」へ徒歩5〜10分でアクセス可能、勝手口は24時間解放されております。
 ・言葉は悪いが「砂場あってのホテル」という印象。




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