しらみずの湯(岐阜県)




■しらみずの湯(大白川温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ・訪問時期 : 2016年11月
 ・住所 : 岐阜県大野郡白川村平瀬247-7(参考)
 ・電話番号 : 05769-5-4126(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.7(大白川2号線)/7.9(大白川3号線)
 ・湯温 : 92.5℃(大白川2号線)/90.9℃(大白川3号線)
 ・TAG : <低張性> <アルカリ性>
 ・HP(参考) : 大白川温泉 しらみずの湯HP - 道の駅 飛騨白山

しらみずの湯



【寸感】
岐阜県、平瀬温泉郷に属する日帰り入浴施設「しらみずの湯」です。
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉/弱アルカリ性低張性高温泉)。
それぞれ大白川2号泉が源泉温度92.5℃、pH8.7で、大白川3号泉が源泉温度90.9℃、pH7.9。
やや黄色を帯びた透明な湯で、源泉に鼻を近づけると微かながら硫化水素臭を感じ取れます。
飲泉は不可ですが、口に含むと仄かな塩味と金属味を感じ取ることもできる湯です。

浴感としては含硫黄によるじんわりと芯から温まって来る感じと浴後も続くしっかりとしたぽかぽか感があり、アルカリ性由来の脱脂効果と成分由来が合わさった「さらさら感」を体験できます。
保温・保湿効果も高い。
なお、源泉温度は90℃超えと高いですが、一応注ぎ口から湯船に注ぐ温泉は手で触れられるレベルでした。
上手に冷却しているのでしょう。

含有成分で見ると大白川2号泉の方が優秀で、総成分量が1870mg/1kg。
pHの違いこそあれ、2号泉が3号泉の上位互換という認識で良いかと思います。
2号泉を代表として記載すると、特筆すべき含有成分としてはリチウムイオン(3.8mg/1kg)、ナトリウムイオン(501.9mg/1kg)、硫化水素イオン(5.9mg/1kg)、メタケイ酸(229.6mg/1kg)、メタホウ酸(27.7mg/1kg)。

さて、しらみずの湯。
黒瀬の第一印象としては「同じ岐阜県の平湯温泉と非常に似通った匂いだな」というものでした。
厳密にいうと、しらみずの方が硫化水素イオンが5.6mg/1kgと平湯を上回っていたり、泉質面では含有成分があらゆる面で異なっているので湯として似通っているとは言えないわけですが、少なくとも匂いや浴感はかなり近いと感じました。

ちなみに、湯船の構成は内風呂三つに露天風呂一つ。
内風呂は二人用のジェットバス、3〜4人サイズの檜風呂と、7〜8人からが余裕で入れる浴槽。
露天は10人からが一度に浸れるサイズで、ジェットバス以外は放流式の源泉掛け流し。
サウナ等の設備はないですが、良質の湯に浸り新鮮な空気を吸い十二分にリラックスできる環境が整っているかと思います。

浴後、体を休められる休憩場も設けられいますし、水分補給も脱衣所にある洗面台の蛇口を捻ればそのまま飲めるということで、紙コップも設置してあり文句なし。
日帰り入浴施設としては、スーパー銭湯ライクな変わり種こそないものの、必要十分以上が整った施設じゃないでしょうか?


【三行】
 ・露天風呂は景色・浴感等々含めて絶品。
 ・日帰り入浴施設としてはスーパー銭湯ライクな変わり種こそないものの、泉質を踏まえても必要十分以上が整った施設だと思います。
 ・難点は岐阜の主要都市からも、富山・石川・福井といった日本海側からもアクセスにかなりの時間が掛かる点か。




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