桑名天然温泉 元気村(三重県)




■桑名天然温泉 元気村(桑名温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★☆☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年11月
 ・住所 : 三重県桑名市福岡町471-1(参考)
 ・電話番号 : 0594-22-4126(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.4
 ・湯温 : 43.6℃
 ・TAG : <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : 公式HPなし

桑名天然温泉 元気村



【寸感】
三重県桑名市にある日帰り入浴施設です。
長嶋温泉、木曾岬温泉、なばなの里等隣接する温泉施設(愛知県も含めるとさらに)が多く、名四国道(名古屋-四日市間)走行中に温泉に入りたいと思ったらふらっと寄れるのがここいら辺の温泉郡の魅力ですかね。
まあ、大体22:00ぐらいで閉店(最終入場はもっと前)となる為、夜間・深夜の移動が多い運送業界なんかが利用できるところは限られてくるわけで、ここ桑名天然温泉 元気村は無事その候補から外れる感じ。
(そもそも大型トレーラーとかが停車できるところも限られてくるわけですが)

桑名天然温泉 元気村。
湾の中にある島の、さらに先端に位置するというかなり行き難い立地が地味に利きます。
且つ、アクセスに利用する道路の幅等から、想定利用客はほぼ近隣地域の住民かと思われます。
慣れてないと、かなり通行しにくいよ!

さて、前置きが長くなりましたが、早速温泉の話に移ります。
泉質は源泉温度43.6℃、pH8.4のナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。
湯はやや黄色の濁りを伴いつつ透明。
湯船に注ぎ込む湯からは、若干の腐葉臭を黒瀬は感じました。
(循環ろ過等々の影響があったのかも知れないけど)

ちなみに、飲泉不可ですが、口に含むとまろやかさを持つ味わい。
含有成分は記載がなかったため不明ですが、あまり塩味やそこに付随するだろう苦味を感じなかったのでナトリウムとか塩素イオンとかの濃度は高くないんじゃないでしょうかね。
尤も、海に隣接している割にはちゃんと温泉なんだなというのが解ってよかったとも言える。
(海水が温まっただけじゃないという意味で)

浴感はじわーとぽかぽか感が全身に芯から入ってくるような、如何にもナトリウム-塩化物温泉という感触。
ただ浴後もぽかぽか感が長く持続するかというと、黒瀬の主観では正直微妙。
脱脂効果も低めで、代わりに肌にまとわるような成分由来の微かな滑りがある印象。
保湿効果もそれなりだが、上を見ればいくらでもといった寸感。
浴槽はぬるめの味付けで、長湯するには悪くない湯だと思います。
が、浴場の環境的に長湯に向いているかというと微妙ですかね。
天井は高く窮屈感を感じる場面はなく、湯船の構成もシンプルに内風呂に大浴場が一つといった感じではないながら、やはり露天風呂はないし、外の景色を楽しめるような作りになっていないのが響くと感じます。

ちなみに湯船の構成は内湯が三つに、歩行浴槽が加わる。
且つ、サウナと水風呂も有り。

源泉を注ぐ湯船は一度に10人からが優に浸れるサイズだが、繁忙時は窮屈さを感じる場面もありそう。
生薬の成分で満たした薬湯は4〜5人サイズ、隣接というかほぼ繋がっている気泡湯も同等。
ちなみに湯温という点では、歩行浴槽が最も高かった。

浴場以外では、他所のスーパー銭湯ライクには及ばないながら、2Fには三河湾を眺めながら一休み出来る休憩室があり、3Fのレストランでは食事も取れます。
とはいえ、1Fのゲームコーナーは「鄙びた温泉街の時代に取り残された」という形容にまでは及ばないものの、時代を感じさせるラインナップ……。


【三行】
 ・アクセスに利用する道路は道幅等々もあって、かなり通行に気を遣うので潮位が必要(特に夜間)。
 ・名四国道(名古屋-四日市間)沿いに利用可能な日帰り温泉群の一つ。
 ・内風呂のみで景色を楽しめる作りでもなく、近隣にある温泉施設と比較してもここでなければならない理由には薄いというのが正直な感想。




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暫定