湯快リゾート湯村温泉三好屋(兵庫県)




■湯快リゾート湯村温泉三好屋(湯村温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年10月
 ・住所 : 兵庫県美方郡新温泉町湯1671-3(参考)
 ・電話番号 : 0570-550-478(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 7.7
 ・湯温 : 61℃
 ・TAG : <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : 【公式】湯快リゾート三好屋|湯村温泉|最低価格保証


湯快リゾート湯村温泉三好屋



【寸感】
兵庫県は山陰但馬の名湯・湯村温泉郷に属するホテルで、湯快リゾートグループの「三好屋」です。

泉質はpH7.7、源泉温度63℃の単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。
加水・循環ろ過・塩素消毒有りだが、上から注ぎ込む湯は源泉ままです。
温泉は無色透明無味無臭で浴感に特別なものはなく、脱脂効果・保温効果・保湿効果どこを取っても上を見ればいくらでもという感じです。
こう言ってしまうと身も蓋もない感じですが、肌に優しい万人向けの湯と言えます。

含有成分で特筆すべきところはフッ素イオン(5.6mg/1kg)と、メタホウ酸(119.7mg/1kg)。
ここに、比率的に多い成分としてナトリウムイオン(173.4mg/1kg)、炭酸水素イオン(201.7mg/1kg)、硫酸イオン(120.2mg/1kg)が加わり、主成分と言った感じ。

湯船の構成は内風呂一つに露天風呂一つのオーソドックスな内容。
尤も、内風呂と露天風呂の場所が完全に離れているタイプで、内風呂-露天風呂間の移動は濡れた体を拭き、脱いだ服を着て移動する必要があります。

まず内風呂。
10人からが一度に浸れる円形のもので、長湯ができる環境が整えられているとは言い難い。
後述しますが、この辺りの環境は露天風呂で整えている体だろう。
それでも、一応ガラス越しには湯村温泉郷の景色を堪能できる立地。
なお、立ち替わり入れ替わりかなりの数の人が内風呂に入ってきたが、湯の汚れが気になるようなことはなかった。
湯の汚れがきちんと流れ出る仕組みを取っているのは(当然のことなんだけど)素晴らしい。

そして、露天風呂。
やっぱり内風呂-露天風呂間の移動は地味に手間ですが、湯快リゾート湯村温泉三好屋の露天風呂はその移動をしてでも入る価値に足る野趣味があります。
紅葉の頃などに訪れれば、最高の入浴体験となること請け合い。
露天風呂内には源泉口が設置されていて、且つ、二本の打たせ湯としても湯を露天風呂に注ぎ込む形てもあり、打たせ湯を浴びながら野趣味ある風景を眺めながら一息付ける。
温泉の打たせ湯も素晴らしく、沸かし湯のものとは一線を画す感触。
なお、露天風呂には洗い場のスペースはなく、汗を流し温まるだけの設備であるため注意されたし。

湯船のサイズは10人からが一度に浸れるサイズだが、二つある打たせ湯の内どちらかでも誰かが堪能してたら湯の飛散を浴びるんじゃないだろうかという広さと配置です。
この当たりはもうちょっと配慮があってもいいんじゃ……。
他に入浴客がいるとちょっと打たれることを躊躇しそうな打たせ湯ですが、前述した通りただの沸かし湯を浴びる感覚ではないというのを身を以て味わえるのでぜひ。

蛇足となりますが、露天風呂へと続く渡り廊下は、湯快リゾート湯村温泉三好屋が「結の道」と名付けた通り(93段ある階段を上る渡り廊下)で、願い事の書かれた赤い紐が無数に結びつけられています。


【三行】
 ・内風呂と露天風呂の場所が完全に離れているタイプで、内風呂-露天風呂間の移動は濡れた体を拭き、脱いだ服を着て移動する必要有り。
 ・移動は面倒だけど、野趣味あるこの露天風呂こそが湯快リゾート湯村温泉三好屋の真骨頂だと感じます。
 ・加水・循環ろ過・塩素消毒有りだが、注ぎ込む湯が源泉なのは好感が持てる。




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