湯元館(京都府)




■湯元館(久美浜温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年10月
 ・住所 : 京都府京丹後市久美浜町平田1106-4(参考)
 ・電話番号 : 0772-83-1071(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
 ・PH値 : 7.97
 ・湯温 : 32℃
 ・TAG : <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : 久美浜温泉 湯元館


湯元館


湯元館(玄関)



【寸感】
京都は京丹後随一の大露天風呂を誇る源泉掛け流しの温泉旅館「湯元館」です。

泉質はpH7.97、源泉温度32℃のナトリウム・カルシウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性低温泉)。
無色透明無味無臭の湯。
含有成分的にはもっと「味にまろやかさとか、塩味・苦味が出てもいいと思うんだけれども」というのが正直な感想。

含有成分で特筆すべきところは、ナトリウムイオン(412mg/1kg)、フッ素イオン(2.5mg/1kg)。
ここに比率的に多い成分として、カルシウムイオン(279)、塩素イオン(973.6)、硫酸イオン(274.4)が加わり主成分と言った感じ。

湯船の構成は内風呂一つに露天風呂が二つという内容。
内風呂は熱湯で7〜8人で目一杯、露天風呂はさすが京丹後随一を謳うだけありそれこそ20〜30は優に行けるんじゃないでしょうか。
4〜5メートルはあろうかという岩肌の上の方から湧き出る温泉が、岩肌を伝って露天風呂に流れ込むという形で、ただただだだっ広いだけの露天風呂ではないのも良い。
その岩肌にしても温泉成分で変色していてなかなかに風情があるのだが、それでも「久美浜」を名乗るのだからもう一声景観面で見応えがあってもいいんじゃないだろうかと思うところも正直あります。
なお、もう一つの露天の湯船は3〜4人サイズのもので、黒瀬訪問時は薬湯となっておりました。

上記しましたが特別な浴感はなく、アルカリ由来の脱脂効果も高くはないです。
尤も、カルシウムを多く含む温泉に良くある浴後のべたべた感等もないので、浴後はさっぱりできます。
保湿・脱脂効果という面ではそこそこで上を見るといくらでもといった感触。
それでも、浴後になかなか熱が引かない感覚も味わえますぜ。

なお、施設は日によって様々なイベントを展開しており(例えば、26日は毎月日帰り入浴料金半額等)、近隣住民であればイベント日を狙って訪問するとお得に利用できそう。

尤も、遠方の人達がわざわざそこを狙ってというのは厳しい感じですかね。
イベント日に当たったら「ラッキー」ぐらいの感覚でいい気もしますが、狙えるなら狙って損はないと思います。


【三行】
 ・京丹後随一を誇る露天風呂は確かに広いが、景観にもう一声欲しい。
 ・源泉掛け流しを謳うが、内風呂・露天風呂ともに32℃の湯船はないため加温有りです。
 ・日によって様々なイベントを展開いるため、狙えるなら狙って損はないかと。




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