■魚と屋(浜坂温泉)
・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
・訪問時期 : 2016年10月
・住所 : 兵庫県美方郡新温泉町芦屋663(参考)
・電話番号 : 0796-82-5111(参考)
・営業時間 : −(参考)
・泉質 : ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)
・PH値 : 未記載
・湯温 : 76℃(浜坂温泉)/40.5℃(亀城温泉)
・TAG : <低張性> <中性> <名湯百選>
・HP(参考) : 浜坂温泉 旅館「魚と屋」|公式サイト [ 渡辺水産/マルワ水産/山陰海岸ジオパーク/浜坂がに/浜坂蟹 ]
【寸感】
兵庫県は山陰但馬の名湯百選「浜坂・七釜温泉郷」に属する渡辺水産グループが経営母体の宿「魚と屋」です。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)。
ちなみに内湯と露天で源泉が異なり、それぞれ内湯「亀城温泉」・露天風呂「浜坂温泉」となっていました。
どちらも無色透明無臭で、口に含むと非常に薄いまろやかさがある程度の味わいで、塩味・苦味等は感じられませんでした。
が、魚と屋から徒歩20分ぐらいでアクセスできる源泉塔でグイッと行った源泉は、確かな塩味とカルシウムを含有していることから来ているだろう「強いまろやかさ」を感じることができました。
あれです、牛乳とか飲んだ時の後味に残る感触です。
「この全く異なる味わいは何?」と思わされるぐらい違う。
そもそも源泉が異なり、含有成分比率が異なるのか。
仮に同じ源泉を用いているのだとしたら、加水・循環ろ過・塩素消毒などで味が消えるレベルで台無しにしているのか(主に加水?)。
詳細な成分分析をしていないとのことでしたし、源泉塔と魚と屋の源泉が同じかも調べられなかったのであまり突っ込みませんが、何だか腑に落ちない部分があります。
さて、魚と屋の温泉の話に移ります。
上記したように、成分表の掲示がなく、旅館の人曰く「詳細な成分検査結果はない」とのことだったので、特筆すべき含有成分は割愛しますが、味わい的にナトリウムイオン、塩素イオンを筆頭に、カルシウムイオンの値もかなりのものだと黒瀬の舌は申しておりました。
湯船の構成は内風呂一つに露天風呂が一つのオーソドックスな内容。
内風呂・露天風呂ともに加水・循環ろ過・塩素消毒有。
まあ、コンボが決まっていても浴感に大きく影響がある泉質ではないし、塩素消毒による臭いを感じる場面もなさそうという辺りは好感触です。
サイズ的には内風呂・露天風呂ともに7〜8人でパーソナルスペースを加味しても狭さを感じないレベル。
浴感に特別なものはなく、カルシウムやマグネシウム含有泉に良くある浴後のべたべた感もなし。
保湿・脱脂効果はそこそこだが、浴後になかなか熱が引かない方面の保温効果を発揮していると感じました。
【食事】
食事面での特筆点は、かなりリーズナブルなお値打ち価格で、美味しい海の幸を堪能できるということですかね。
母体が水産会社である点は、伊達ではありませんね。
ちなみに、徒歩5分で渡辺水産の会社・倉庫と、直営の海鮮直売所にアクセスが可能です。
「新鮮な海の幸をお土産に」等、考えるのならば、覗いてみるのも良いんじゃないでしょうか。
ちなみに浜坂温泉郷の主要な観光施設は徒歩でも二時間もあれば、全て見学可能です。
【三行】
・浜坂温泉の源泉塔で味わえるものと、湯船に注ぎ込むものとで味わいに大きな差がある(なんだか腑に落ちない)。
・徒歩5分で渡辺水産の会社・倉庫と、直営の海鮮直売所にアクセスが可能。
・魚と屋さんの素晴らしい面は、食事面。お値打ち価格で、美味しい海の幸を堪能できます。