■ホテル鹿角（大湯温泉）
・黒瀬的オススメ度 ： ★★★★★★☆☆☆☆
・訪問時期 ： ２０１６年０８月
・住所 ： 秋田県鹿角市十和田大湯中谷地５-１（参考）
・電話番号 ： 0186-30-4111（参考）
・営業時間 ： −（参考）
・泉質 ： ナトリウム-塩化物泉（弱アルカリ性低張性高温泉）
・ＰＨ値 ： 8.0
・湯温 ： 60.6℃
・TAG ： ＜低張性＞ ＜弱アルカリ性＞ ＜名湯百選＞
・ＨＰ（参考） ： 十和田湖・八幡平への観光なら大湯 温泉 ホテル｜ホテル鹿角 | トップページ
【寸感】
南部領内五湯の一つ「鹿角の名湯」として知られ、開湯800年を誇る秋田の名湯百選・大湯温泉を堪能出来るホテル「ホテル鹿角」です。
泉質はpH8.0、源泉温度60.6℃のナトリウム-塩化物泉（弱アルカリ性低張性高温泉）。
尤も、湯は中岱7番地4・中岱13番地4の混合泉で、加水・循環ろ過・塩素消毒あり。
お世辞にも良い湯質とは言えないながら、コンボが決まっても影響の出る泉質ではないところは救いでしょうか。
湯は無色透明無臭。
味わいは白湯とは明らかに異なるものの、基本的に飲み難さはない。
含有成分で特筆すべきところは、ナトリウムイオン（414.6mg/1kg）、メタケイ酸（84.6mg/1kg）、メタホウ酸（79.2mg/1kg）。
ここにフッ素イオン（1.9mg/1kg）、塩素イオン（732.9mg/1kg）、微量ながらバリウムイオンやら臭素イオンなんかが含まれます。
ぬるぬる感といったような特徴的な浴感はないながら、体感でpH8.0以上のアルカリ由来の脱脂効果＋すべすべ感を体感できます。
保湿・保温効果も平均以上で、肌に優しい万人向けの湯質でしょう。
湯船の構成は内風呂一つに、露天風呂一つのオーソドックスな内容。
内湯は１５人からが、露天風呂は１０人からが浸れるサイズで狭さを感じる場面はなさそう。
とはいえ、ここまで来たら青森県まであと一歩という距離であり、泉質重視で敢えてホテル鹿角さんを選ぶ理由は薄いかも知れません。
特に泉質重視を視野に入れるなら、青森を視野に捉えずとも、秋田県内でさえ有力候補が無数にある立地だと言えます。
強みとしては、サービス・清潔感等等で平均値を上回りつつ、ビジネスプランなどでリーズナブルに利用できる点。
リーズナブルとは言っても、ビジネスホテル群が相手だとさすがにコストで負けますが、そこは名湯百選の湯に浸ることができるという付加価値がある。
朝食のバイキングにしても種類・量ともに十分で、ビジネスホテルで提供されるレベルは優に凌いでおります。
後は、和太鼓演奏などの催しも家族利用等では嬉しいですしね。
【三行】
・南部領内五湯の一つ「鹿角の名湯」として知られるが、浴感的には特筆すべきところは薄い。
・強みは、サービス・清潔感等等で平均値を上回りつつ、ビジネスプランなどでリーズナブルに利用できる点。
・十和田湖、八幡平の観光拠点としてチョイスするにはいいかと思います。