かなや(石川県)




■かなや(湯涌温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ・訪問時期 : 2016年07月
 ・住所 : 石川県金沢市湯涌町イ56(参考)
 ・電話番号 : 076-235-1211(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.0
 ・湯温 : 46℃
 ・TAG : <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : 金沢 湯涌(ゆわく)温泉の旅館 かなや【公式サイト】

湯涌温泉かなや



【寸感】
石川県は金沢の奥座敷に位置する名湯百選「湯涌温泉郷」に属する宿「かなや」です。

泉質はph8.0、源泉温度46℃のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。
湯は無色透明・無臭で、飲泉可能。
味の方は、後味に薄めた牛乳を飲んだような何とも言えない口の中に残る風味があります。
「普通のお湯じゃないな」というのは一口含んだだけで感じ取れるかと。

湯船の構成は、湯船付客室や貸切風呂を利用しない限り、内風呂一つに、露天風呂一つのオーソドックスな内容。
サウナ等の施設はないが、ここに謳い文句に掲げる貸切露天風呂が加わる感じ。
尤も、黒瀬は到着時間があれだった為、貸切露天風呂の利用できませんでした。
ちなみに、利用は45分で3000円也。
他の旅館・ホテルと比較するとやっぱり、宿泊者ぐらいは料金に含んだ価格で貸切露天風呂を提供して欲しいと感じるのが正直なところ。
(そういうプランもあるのかもしれないが……)

内風呂は10数人からが一度に浸れるサイズを確保しており、注ぐ口からそのまま源泉を飲泉できちゃう掛け流し。
露天風呂はやや小ぶりでパーソナルスペースを考慮すると、2〜3人でも目一杯というサイズ。

含有成分で特筆するべき点は、ナトリウムイオン(859.1mg/1kg)、フッ素イオン(3mg/1kg)、メタホウ酸(35.1mg/1kg)。
ここにカルシウムイオン(219.1mg/1kg)、塩素イオン(558.8mg/1kg)、硫酸イオン(1430mg/1kg)が加わり「ああ、あの味になるんだな」と思わされます。
特徴的な浴感や一目で視覚に来るインパクトはないものの、保温効果は高く湯冷めし難い湯だと感じました。
脱脂・保湿面は「上を見れば……」というレベルで、肌に優しい長湯向けの温泉だといえるでしょう。

総括して、湯涌温泉は何よりも飲泉時のインパクトが大きかった。
似た傾向の泉質はよくあるものの、ここまで「割と日常的にどっかで味わったことがあるぞ」という飲み口は、絶妙の配分でナトリウムやらカルシウムやらの成分が含有されているからでしょう。
冷やした源泉も提供されているので、ぜひ風呂上りには一杯味わってみることをおススメします。
(但し、この「割と日常的にどっかで味わったことがあるぞ」という口当たりは、掛け流されている源泉をそのまま味わった時の方が顕著)

なお、温泉郷とはいっても小さな温泉郷なので、散策や食べ歩きを楽しむというほどのものはないです。


【三行】
 ・飲泉すると後味に薄めた牛乳を飲んだような何とも言えない口の中に残る風味があります。飲泉時のインパクト大。オススメ。
 ・貸切露天風呂が自慢のお宿らしいです。利用は45分で3000円也。
 ・「花咲くいろは」というアニメの舞台らしく、いろいろとコラボしてましたぜ。




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