菊の湯(石川県)




■菊の湯(山中温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★☆☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年07月
 ・住所 : 石川県加賀市中温泉湯の出町レ11(参考)
 ・電話番号 : 0761-78-4026(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.5
 ・湯温 : 49.8℃
 ・TAG : <低張性> <酸性>
 ・HP(参考) : 山中温泉 菊の湯 - みどころ - 北陸・加賀温泉郷の観光情報サイト KAGA旅・まちネット

菊の湯


菊の湯(飲泉)



【寸感】
開湯1300年を誇り、松尾芭蕉に三名湯の一つと謳われた石川県にある名湯百選の一つ「山中温泉」の外湯です。

本当のことをいうと今回外湯に浸るつもりはなかったんですが、山中温泉郷を散策していたら夏日でシャツが張り付くレベルで汗だくになってしまい、入浴を余儀なくされました。
山中温泉。
一日散策できる温泉郷だけど、夏場はかなり暑くなりますね。

さて、温泉の話に移ります。
温泉はpH8.5、源泉温度49.8℃のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高音泉)。
湯は無色透明・無臭、飲泉可能。
混合泉で、確認する限り山中温泉の宿「鶴仙庵」と同じ源泉を用いた混合泉なのだが微妙に比率が異なるのか、含有成分量などは異なっておりました。

なお、山中温泉の源泉を飲泉すると、湯涌温泉の源泉を飲泉すると体感することのできる「後味に薄めた牛乳を飲んだような何とも言えない口の中に残る風味」と同傾向の味わいを楽しめます。
但し、含有成分の比率が湯涌温泉とは異なっているためか、湯涌温泉に肩を並べるほどの味わいではない。
山中温泉の宿「鶴仙庵」でも触れたが、良く言うと、山中温泉の方が呑み易さを持っています。

含有成分で特筆すべき点は、フッ素イオン(2mg/1kg)ぐらい。
ここに比率的に多い成分としてナトリウムイオン(128mg/1kg)、カルシウムイオン(205.4mg/1kg)、硫酸イオン(674.4mg/1kg)が加わる。
特徴的な浴感や一目で視覚に来るインパクトはなく、アルカリ由来の脱脂効果も、保湿面でも高いという程のレベルにはない。
保温効果は高く湯冷めし難い湯で、長湯向け。
後述するが、温度にもよりますが夏場に長湯する泉質ではないです……。

湯船の構成は内風呂一つ。
外湯にしては巨大な湯船であり、優に20人からが浸れるサイズが確保されています。
天井が高く圧迫感を感じない作りになっており、他所の外湯と比べて非常に小奇麗な浴場だと思いました。
湯温はかなり熱めで、少なくとも夏場の長湯には向かない感触でした。
当然ながら、シャンプー・ボディーソープといったものは提供されていない為、必要ならば持参必要。

特徴的な浴感はないものの、建物の前には飲泉場もあり山中温泉の湯を気軽に楽しめる場だと言えます。
なお、2016年時点で入浴料は440円也。
大荷物がある場合は、受付のおばちゃん(帰りはおじちゃんだった)に言えば、大きめのロッカーを利用させてくれますよ。
気軽に立ち寄りできます。

【三行】
 ・建物の前には飲泉場もあり、山中温泉の湯を気軽に楽しめる場。
 ・飲泉すると「後味に薄めた牛乳を飲んだような何とも言えない口の中に残る風味」が口の中に広がる。オススメ。但し、味わいは同じく石川の名湯百選「湯涌温泉」よりも薄い。
 ・大荷物がある場合は、受付のおばちゃん(帰りはおじちゃんだった)に言えば、大きめのロッカーを利用させてくれます。




名湯放蕩録トップページに戻る


深守総合案内所トップページに戻る

暫定