■龍王閣(湯川温泉)
・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
・訪問時期 : 2016年07月
・住所 : 石川県七尾市湯川町47−35−1(参考)
・電話番号 : 0767-58-1117(参考)
・営業時間 : −(参考)
・泉質 : ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性高張性高温泉)
・PH値 : 6.9
・湯温 : 51.3℃
・TAG : <高張性> <中性>
・HP(参考) : 公式HPなし
【寸感】
石川県、能登半島は湯川温泉にある源泉掛け流しの宿「龍王閣」です。
早速、温泉の話に移ります。
泉質はpH6.9、源泉温度51.3℃のナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性高張性高温泉)。
湯はやや黄色掛かったやや濁りの湯で、無臭。
なお、口に含むとかなり海水寄りの味がします。
尤も、海水程の苦みはなく、他の豊富な成分由来の後味もきちんとある辺りが良いですねー。
湯船の構成は内風呂一つのみ。
しかも、パーソナルスペースを考慮すると3〜4人で目一杯となるサイズであり、繁忙期には混雑し狭さを感じること請け合いです。
それでも、湯船には茶色で固形(泥質)の湯の華が舞い、手で触れて触感を感じられるほど。
そんな状態にもかかわらず「循環で湯の華を取り除いている」というのだから、循環なしの場合はかなり多量の湯の華が注ぎ込まれるのだろう。
浴場は完全に湯船がかなり凝った一般家庭のものとそう大差なく(脱衣所を考慮にいれなければ)、浴場からの景色等々は全く期待できません。
長湯向きの環境が整っているとは口が裂けても言えませんが、この湯に浸るためだけに足を運ぶのも十分有りです。
蛇口を捻ると熱い方も冷たい方も、シャワーからさえも源泉が出る仕様。
且つ、脱衣所の洗面台からも源泉が出る。
湯上りに「塩泉だから源泉を洗い流しておこうか」なんて無粋な真似はできません。
贅沢。
贅沢の極み、……だが、肌の弱い人など温泉から上る際には源泉を軽くシャワーで流してからという人はちと辛いのかもとも思います。
かぶれちゃう人とかもたまにいるわけで、その辺りは注意しておいた方が良いかと思います。
後、一応、壁の側面についていた蛇口から普通の水も出るには出ましたが「飲料可」とも書かれていない蛇口から出る水を飲むのに抵抗感のある方は、何かしらを持参した方が良いかも知れません。
ちなみに黒瀬はいつも持ち歩いている水筒に、たまたま石川は能登半島の名水百選「古和秀水(生水)」が入っていたのでそれで凌ぎました。駄目じゃん……。生水をグイッといく際は自己責任でお願い致します。
アメニティーはリンスインシャンプーと、ボディーソープという構成だったが、どちらも成分豊富な源泉が蛇口からなみなみと注がれる為、泡が立たないこと泡が立たないこと。
百円玉サイズの泥質の湯の華も漂う、能登半島の強塩泉(しかも塩素消毒なしの掛け流し)に、時間を忘れて浸りに行くのもいいんじゃないでしょうか?
【三行】
・百円玉サイズの泥質の湯の華が漂うナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性高張性高温泉)!
・どの蛇口を捻っても、シャワーからも源泉が出てくる。贅沢の極み。
・但し、浴場は一般家庭のものとそう大差ないです。