富士見の宿 ホテルグリーンプラザ箱根(神奈川県)




■富士見の宿 ホテルグリーンプラザ箱根(仙石原温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年07月
 ・住所 : 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1244−2(参考)
 ・電話番号 : 0460-84-8611(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.2
 ・湯温 : 66.2℃
 ・TAG : <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : ホテルグリーンプラザ箱根 公式

富士見の宿 ホテルグリーンプラザ箱根



【寸感】
まず最初に「箱根」の名前を冠しているが、箱根湯本側の観光客でごった返すメインストリートから離れた場所であり、芦ノ湖北部の箱根高原付近に位置しています。
その点は注意しておいた方がいいでしょう。
後述するけど、箱根湯本まで行こうと思っても簡単にはいかないです。
(※車移動でも狭くうねった箱根の道を20分程度、日にちと時間帯によっては渋滞でさらに……)

さて、温泉の話に移ります。
温泉はpH8.2のナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。
無色透明・無臭で、飲泉不可。
ちなみに口に含むと、まろやかな口当たりを感じられます。
ああ、ただのお湯じゃないなとわかる味わい。
ナトリウム・カルシウム・炭酸水素・硫酸イオンあたりが構成する味わいだなというのが感じられるかと思います。

含有成分量で特筆するところはメタケイ酸(272mg/1kg)・メタホウ酸(7.97mg/1kg)。
ここに比率的にナトリウムイオン(201mg/1kg)・カルシウムイオン(165mg/1kg)・マグネシウムイオン(77.1mg/1kg)、硫酸イオン(633mg/1kg)、炭酸水素イオン(339mg/1kg)を多く含む。
ぬるぬる感を阻害する成分が比率的に多いということもあって浴感として特徴的なものはなく、アルカリ由来の脱脂効果をそこそこ感じさせつつ、保温・保湿効果も「上を見れば……」という感じ。
まぁ、代わりに浴後のべたべた感などもないわけですが。
いつもの謳い文句「肌に優しい、長湯向けの泉質」(含有成分量は多め)となりますかね。

多少異なるものの、感覚的には同じ箱根の強羅温泉の上位互換泉質のイメージ。
まぁ、あちらは大文字焼きとか強イベントを持ってますけどね。
(お盆時期だけかも知れないけど)

湯船の構成は内風呂一つに露天風呂一つのオーソドックスな構成。
どちらも10人からが一度に浸れる湯船で、且つ開けた箱根の山々を遠目に眺めることが可能な景観の良さがあります。
この辺りはメインストリートに面して居ない故のプラス要素と言えるでしょうか。
温泉街のメインストリートに面していると「温泉街を気ままに散策して、名物を食べ歩きして……」というまた違った強みがありますが、喧騒から切り離された立地で静かにリラックスして湯に浸れるというのも良いものです。
「温泉街を気ままに散策して、名物を食べ歩きして……」の方はその気になれば、移動で多少の不便はあるものの、ケーブルカーで強羅まで行って、そこから箱根登山鉄道でアクセスできます。
まぁ、多少の不便も、言ってしまえば「移動も含めて箱根に観光へ来たんだ」でいいんじゃないでしょうか。

また、箱根高原付近ということで高所に位置しており、夏場でも外気温が低めというのも温泉を堪能する上ではプラスじゃないでしょうか。
黒瀬訪問時は盛夏の頃とまでは行かないまでも、横浜・東京で35℃付近まで気温が上昇しているにも関わらず、箱根プラザ付近は20℃前後ぐらいまで気温が落ち込んでおり(午後5:30、天候:霧)、快適な入浴環境を提供してくれました。


【三行】
 ・箱根湯本の観光客でごった返すメインストリートとは離れた位置にあります。
 ・喧騒から切り離された立地で静かにリラックスしてpH8.2のナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)に浸れます。
 ・高所に位置しており、夏場でも外気温が低めであり、温泉を堪能できます。




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