秩父湯元 武甲温泉 武甲の湯 別館(埼玉県)




■秩父湯元 武甲温泉 武甲の湯 別館(秩父湯元武甲温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年07月
 ・住所 : 埼玉県秩父郡横瀬町横瀬4627−2(参考)
 ・電話番号 : 0494-24-4141(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 未記載
 ・湯温 : 35℃
 ・TAG : <低張性> <アルカリ性>
 ・HP(参考) : 秩父湯元 武甲温泉

秩父湯元 武甲温泉 武甲の湯 別館



【寸感】
基本的には、埼玉県秩父にある日帰り温泉施設という認識でいいかと思います。
実際、温泉は日が売り温泉施設「秩父湯元 武甲温泉 武甲の湯」を利用する形です。
で、日帰り入浴施設の隣に、部屋二つ・バス・トイレ・駐車スペース付の建物を複数個用意しており、ここに宿泊が可能という一風変わった宿泊施設です。
宿泊施設はかなりしっかりとした施設で、正直キッチンさえあれば普通に住める作りです。
残念な点は、宿泊施設の風呂場の蛇口を捻っても温泉が出ないこと。
ここから温泉が出れば、わざわざ隣の「秩父湯元 武甲温泉 武甲の湯」を利用するまでもないかも知れない。

なお、今回予想到着時間の読めない出張利用(とはいっても、わざわざ秩父まで足を運んだ格好だが)の為、素泊まりをチョイスしているため、食事等がどんな感じなのかはわかりません。

では早速、温泉の話に移りたいと思います。
泉質はpH未記載の単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)で、無色透明・無味無臭。
後述するがそこそこ硫黄分が入っている割には無臭でした。
塩素消毒・循環ろ過・加温で台無しにしちゃってる感触ですかね。

湯船の構成は内風呂二つに、露天風呂一つ、ここにサウナと水風呂が加わる。
内風呂の一つは最近流行り(?)の人工炭酸泉で、こちらは5〜6人で目一杯となるサイズ。
加えて、余裕で10数人からが入れる天然温泉槽。
露天風呂も、内風呂よりかはややサイズが小さいものの、こちらも10数人からが入れるサイズを確保しています。
上述したが加温・循環ろ過・塩素消毒有で、特に塩素消毒に関しては湯船に浸っているとやはり微かに鼻に付く感触。
これは露天風呂の方がその傾向が強い。
(※大体どこもその傾向があるが)

含有成分で特筆すべきところは硫化水素イオン(9.3mg/1kg)、メタケイ酸水素イオン(154mg/1kg)、メタホウ酸イオン(9.9mg/1kg)あたり。
メタケイ酸・メタホウ酸ともにそこそこの割にはこちらも保湿・保温効果は至って普通。
脱脂効果はそこそこあるので、pH未記載ながらアルカリ値は高そう。
硫黄成分由来でぽかぽか感の持続とかがありそうなものだが……。
黒瀬の個人的な主観では「肌に優しい長湯向き」の温泉です。

温泉利用の上での不満点は、今時貴重品ロッカーがリターン式ではないこと。
100円が飲みこまれていきます。
後は、夜10:00までしか温泉には入れず、朝風呂もない点もやはり物足りない。
宿泊客ぐらいは入れるようにして欲しいね。
夜はともかく、朝は朝風呂ならぬ朝温泉に浸ってしゃきっとしてから行きたいじゃないですか。

一応、宿泊施設でお湯を浴びることはできるが「温泉があるのになぁ」って寂しくなります。

武甲といえば酒造も近い。
晩酌の一本を武甲酒造でチョイスして、つまみと一緒に一杯楽しむというのならビジネスホテルよりもこっちのがいいんじゃないですか?
蔵元まで足を伸ばせば、平成の名水百選「武甲山伏流水」も堪能できます。


【三行】
 ・硫化水素イオン(9.3mg/1kg)を含む単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)の割には、至って普通の浴感。
 ・日帰り入浴施設の隣に、部屋二つ・バス・トイレ・駐車スペース付の建物を複数個用意しており、ここに宿泊が可能という一風変わった宿泊施設です。
 ・貴重品ロッカーがリターン式ではないので余計なものは持ち込まない方がよいかも知れない。




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