天然温泉 湯元 湯華の郷(岐阜県)




■天然温泉 湯元 湯華の郷(−)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★★☆
 ・訪問時期 : 2016年06月
 ・住所 : 岐阜県揖斐郡池田町段721(参考)
 ・電話番号 : 0585-45-3804(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : ナトリウム-炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性低張性温泉)
 ・PH値 : 8.6
 ・湯温 : 30.1℃
 ・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : 天然温泉 湯元 湯華の郷[ゆげのさと]

天然温泉 湯元 湯華の郷



【寸感】
岐阜飯田の源泉掛け流し日帰り温泉施設「天然温泉 湯元 湯華の郷」です。

早速、温泉の話しに移ります。
泉質はpH8.6のナトリウム-炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性低張性温泉)。
無色透明無臭、飲泉付加だが口に含むとまろやかな味わい。

含有成分で特筆するべき所は、ナトリウムイオン(367.1mg/1kg)、フッ素イオン(7.7mg/1kg)、炭酸水素イオン(887.8mg/1kg)、メタホウ酸(49.2mg/1kg)。
浴感にはとろとろ感・ぬるぬる感を阻害する成分が入っていないこともあって、いい具合にこの特徴的な浴感に繋がっています。
pH8.6というちょうどいい弱アルカリ具合も、この浴感を後押ししているでしょう。

安易にこれ以上のとろとろ感・ぬるぬる感を望むならば、同じ岐阜の「しらとり」や、しらとりの源泉を取り寄せて注ぎ込んでいる「かかみがはら(露天風呂)」、信州松本「松茸山荘」、三重の湯は七栗こと名湯百選「榊原温泉」、奈良県「お亀の湯」なんかまで足を運ぶ必要があるかと思います。

含有成分量・特徴的な浴感(とろとろ感・ぬるぬる感)では一歩劣る湯華の郷ながら、これらに勝る部分もあります。
露天風呂から見る風景(夜ならば岐阜の夜景)、及び露天風呂に設置された源泉掛け流し浴槽です。
この二つが湯華の入浴体験を素晴らしいものにしていると感じますね。
浴槽が風情のない懐かしのタイル式(ある意味、昔ながらのとも言えるけど)とか諸々思うところはあるけれど、わざわざ湯に浸る為だけに足を伸ばしても損のない体験ができるかと。

湯船の構成は内風呂一つに、露天風呂が二つの構成。
サウナや寝湯、壺湯といったようなものはなく、単純に湯船に使ってその泉質を堪能するのみという構成。
スーパー銭湯ライクな日帰り入浴施設を想像していくと、がっかりすること請け合い。

内風呂はパーソナルスペースも考慮すると3〜4人も入れば目一杯のサイズ。
露天も加温槽はともかく、源泉掛け流しの低温槽(30.1℃)は3〜4人も入れば目一杯。
繁忙期や混み合う時間帯はゆっくり浸っていられないかも知れない。
それでも、加温槽と低温槽を設けていて、このとろとろ感のある温泉で冷熱交互浴が堪能できるというのはかなりの強みですね。
近場にあったら通いますね。
尤も、保温・保湿効果はそんなでもないので、湯上がり後は身体を冷やさないよう心掛けた方が良いかと思います。

景観の良さ、源泉掛け流し、露天風呂の有無、手軽に特徴的な浴感(とろとろ感・ぬるぬる感)を味わえるという点を踏まえ、日帰り温泉施設に求められるものを高いレベルで提供しているんじゃないでしょうか。
(設備の豪華さを求める場合はそうでもないけれど)

最後に、黒瀬訪問時は湯上りに冷えたヤクルトがサービスされておりました。


【三行】
 ・とろとろ感・ぬるぬる感のある源泉掛け流しの浴槽から岐阜の夜景を堪能出来ます。
 ・しかも、とろとろ感のある温泉で冷熱交互浴が堪能できる(低温槽は30.1℃)。
 ・夏場に涼を取り、さっぱりするのにいいんじゃないでしょうか。




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