■目の温泉 奥湯沢 貝掛温泉(貝掛温泉)
・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
・訪問時期 : 2016年05月
・住所 : 新潟県南魚沼郡湯沢町三俣686(参考)
・電話番号 : 025-788-9911(参考)
・営業時間 : −(参考)
・泉質 : ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性温泉)
・PH値 : 7.7
・湯温 : 36.2℃
・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <弱アルカリ性>
・HP(参考) : 奥湯沢 貝掛温泉 目の湯治
【寸感】
新潟中越は長野との県境にある奥湯沢の秘湯で、開湯700年を誇る眼の温泉、名湯百選「貝掛温泉」の宿。
泉質はpH7.7のナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性温泉)で、源泉温度36.2℃のぬる湯。
無色透明・無味無臭。
含有成分で特筆するところは、リチウムイオン(1.5mg/1kg)、ナトリウムイオン(406.7mg/1kg)、ヨウ素イオン(1.9mg/1kg)、メタホウ酸(21.1mg/1kg)。
ここにカルシウムイオン(328.5mg/1kg)が加わるが特徴的な浴感は薄く、アルカリ由来の脱脂効果もそんなに高くはなく、保温・保湿効果も特筆するレベルにはないという感じ。
柔らかな肌当たりで、長時間入浴に向く湯です。
まぁ、源泉でそのまま眼を注ぎ洗える「眼の温泉」なので、アルカリ性だろうが酸性だろうが数値が振れてるわけがないですし、含有成分もぶっとんでいるわけがないんですよね。
湯船の構成は内湯二つに、露天風呂一つの構成。
内風呂は4〜5人で目一杯となる加温槽と、8〜9人程度は一度に浸れるぬる湯の源泉槽に分かれており、露天風呂は4〜5人からが浸れる加温槽といった配分。
ぬる湯の源泉は「眼の温泉」よろしく目薬と同等成分ということで、この源泉で目を灌ぐというのが名物とのこと。
というわけで、黒瀬も当然の如くやって見ましたが、さすがに市販目薬のような爽快感はないものの、目に入れてさっぱりとする確かな感じがありますし、水道水の中・プールの中等で目を開けた時のものとは異なる柔らかさがあります。
当然、浴後は目が赤くなるようなこともありません。
なお、湯船の縁に設置し頭を乗せることのできる木製の枕木があり、ぬる湯の源泉槽にリラックスしながら長時間浸る為の工夫もされてあります。
尤も、内風呂・露天風呂ともに湯船に浸りながら眺めることのできる景色は、あくまで山中のものなのでそういう意味では景観を目で楽しむという感じではないのが残念。
(紅葉、降雪の時期ならばまた違うのだろうけれど)
一応、源泉槽は浸っていて体が冷えるという温度ではない為、長時間浸っていれば体が温まる感じではありますが、脱衣所の温度も低いだろう冬場などは祖谷温泉などと同様に掛け流し槽だけではきついはずで、加温槽はそういう意味では有難い。
やはり「源泉で目が洗える!」という特別な体験ができるのは良いですね!
目薬として販売されていた過去を持つ源泉。
話のタネにどうですか?
食事面では、市場価格にすると10kgで17000円すると記された南魚沼産こしひかりがお櫃で出て来ました。
これは、確かに旨い。
ただのお米と侮ることなかれ、です。
また、貝掛温泉は酒造との繋がりが深く、一般には立入不可酒造り真っ最中の青木酒造さんの酒蔵を見学させてくれるとのこと(11/20日以降の記載、要確認)。
行きたい、これは行きたいぞ!
冬場に足を運ばねばなるまい。
まぁ、北海道に帰る機会では大体新潟を通過する感じなので、
【三行】
・新潟中越の名湯百選「貝掛温泉」、源泉で眼を注ぎ洗える「眼の温泉」!
・ぬる湯、良い。
・一般には立入不可酒造り真っ最中の青木酒造さんの酒蔵を見学可能(11/20日以降の記載でした、要確認)。