ホテル岩井(北海道)




■ホテル岩井(登別カルルス温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年05月
 ・住所 : 北海道登別市カルルス町27(参考)
 ・電話番号 : 0143-84-2281(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 単純温泉(中性低張性高温泉)
 ・PH値 : 7.4
 ・湯温 : 47.1℃
 ・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <中性>
 ・HP(参考) : ホテル岩井|公式ホームページ

ホテル岩井



【寸感】
北海道は登別、1889年開湯の名湯百選「カルルス温泉」のホテル「岩井」

泉質はpH7.2の単純温泉(中性低張性高温泉)。
無色透明無味無臭。
弱アルカリ性寄りの中性泉で、そこらの弱アルカリ性温泉並の脱脂効果は期待できます。
飲むにしろ、浴感にしろ、変な癖のない長湯向けの肌に優しい温泉です。
但し、飲泉許可を取っていないとのことなので飲泉は自己責任で。

特筆すべき含有成分はメタケイ酸(91.1mg/1kg)。
ここに、基準に満たないながらメタホウ酸(4.3mg/1kg)があり、比率的にナトリウムイオン(90.1mg/1kg)、カルシウムイオン(80.7mg/1kg)、硫酸イオン(253.4mg/1kg)、炭酸水素イオン(119mg/1kg)を多く含む感じです。

特徴的な浴感に薄い湯ですが、長時間入浴による浴後の保湿・保温効果はそこそこ実感できるレベルにあるかと。

湯船の構成は内湯二つに、露天風呂一つ。
内湯は熱湯とやや熱湯に分かれており、どちらも5〜6人からが浸れるサイズ。
露天風呂はパーソナルスペースを考慮すると、3〜4人が目一杯といったところですが、内湯よりもぬる湯です。

同じ、カルルス温泉郷の他の施設群のような寝湯や打たせ湯といったギミック的なものはないながら、一番露天風呂がしっかりした作りだと黒瀬は感じました。
まぁ、露天風呂、小さいながらという但し書きが付くんですけど。
また、今回はしご湯した中ではアメニティが一番豪華です。

注意事項としては、コインロッカー等がないので貴重品はフロントの預けることになるといったところですかね。
カルルス温泉郷の中では、一番高台に位置しているので露天風呂からの景色等を生かせるように配置すれば、他の施設群に対して優位性を持てたのにと思います。
(まあ、どちらを向いても山中ではあるわけですが)

個人的な感想には、カルルス温泉郷の中で積極的にチョイスし難い立ち位置にあるホテルだと感じます。
露天風呂有ならということで選択するなら、(こちらは川沿いなのだが、丈のある囲いで覆って景色も減ったくれもなくしているものの)湯元を名乗るオロフレ旅館があります。

鈴木旅館では伝統的な寝湯スタイルを堪能できる浴場の作りや打たせ湯等の強みがあり、ホテル岩井は余りにもオーソドックスな作り故に「これだ」という特徴に薄いと感じるわけです。
尤も、黒瀬の観点が「温泉」となっているのは否めない事実であり、差別化できる部分にホテルを名乗る故の利便性・料理といったものがあるのかもしれませんが。


【三行】
 ・カルルス温泉郷の他の施設群のような寝湯や打たせ湯といったギミック的なものはないながら、(はしご湯できる施設の中では)一番露天風呂がしっかりした作りに感じた。
 ・飲むにしろ、浴感にしろ、変な癖のない長湯向けの肌に優しい温泉。
 ・コインロッカー等がないので貴重品はフロントの預ける必要があります。




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