うつくしの湯(長野県)




■うつくしの湯(武石温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年03月
 ・住所 : 長野県上田市上武石1454-3(参考)
 ・電話番号 : 0268-85-3900(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.1
 ・湯温 : 44.1℃
 ・TAG : <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : 武石温泉 うつくしの湯 - 雲渓荘

うつくしの湯



【寸感】
長野は上田市にあって、六文銭の旗が棚引く日帰り入浴施設。
全体的にスーパー銭湯ライクな作り。

早速泉質の話しに移ります。
泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、44.1℃、pH8.1の源泉を注ぎ込みます。
無色透明、無臭。
味は硫酸塩泉にカルシウムとナトリウムがちょうど良く混ざった感じの独特な味わい(飲泉不可)。
下記に記す通り、塩素イオンも割と入っているのでもっと塩実があるかとおもったけど、そんなこともなく。

含有成分の中で特筆すべき所は、ナトリウムイオン(754.3mg/1kg)、臭素イオン(6.5mg/1kg)、メタケイ酸(6.5mg/1kg)、メタホウ酸イオン(6.5mg/1kg)。
ここにカルシウムイオン(805.1mg/1kg)、塩素イオン(1898mg/1kg)、硫酸イオン(958.8mg/1kg)が加わり、割と成分量は豊富ですが、浴感はカルシウム由来のベタベタ感が浴後にあるぐらい。
まぁ、岐阜県「湯の華アイランド」の地下から汲み上げるカルシウムイオン含有量9000mg/1kgとかに比べれば可愛いものですけどー。
成分量からもすべすべ感のある美人湯傾向は望めないが、それでも弱ながらアルカリ由来の脱脂効果もそこそこあり、保温・保湿効果の高い湯です。

但し、加温・循環ろ過・塩素消毒有で、新鮮さという点では正直褒められたものではないです。
塩素消毒の匂いが鼻を付くレベルにないところは、まあプラス要素かも知れませんが。

スーパー銭湯ライクと記した通り、湯船の構成はバリエーションに富み、内風呂・露天風呂ともに相当の広さを誇る。
とは言っても、入浴客も多く、繁忙時は狭さを感じることもしばしばありそう。
それだけ人の入りがあるということ、イコール、施設として温泉としての魅力を持っていることの裏返しと言えるかも。

尤も、湧出量が22.1L/分と規模にしては湯量が少なく、循環ろ過に頼った面も窺える……。
それでも、日帰り入浴施設としては平均点以上を叩き出しているといえます。

が、スーパー銭湯発祥の地といわれる愛知県の「常に知恵を絞って新しいものを取り入れよう」としている最先端勢を相手にとってどうかというと、一段・二段落ちると感じるのも正直なところかな。
逆に、東海勢を相手に取っての強みは、長野という土地柄から来る豊富な成分量の源泉といったところでしょうか。
(もちろん、長野は長野でも微量な含有成分量の温泉も無数にあるが……)


【三行】
 ・カルシウム含有がメインの湯と言うことで、浴後のベタベタ感は覚悟した方が良いかも(特に夏場は)。
 ・豊富な成分量の源泉があるスーパー銭湯というイメージで良いかと。
 ・規模に対して湧出量22.1L/分と少ない点もあるけれど、循環ろ過でも浴感に響かないのが幸いしているか。




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