■城崎温泉 まんだら湯（城崎温泉）
・黒瀬的オススメ度 ： ★★★☆☆☆☆☆☆☆
・訪問時期 ： ２０１６年０３月
・住所 ： 兵庫県豊岡市城崎町湯島５６５（参考）
・電話番号 ： 0796-32-2194（参考）
・営業時間 ： −（参考）
・泉質 ： ナトリウム・カルシウム-塩化物泉（中性低張性高温泉）
・ＰＨ値 ： 6.92
・湯温 ： 59.1℃
・TAG ： ＜低張性＞ ＜中性＞
・ＨＰ（参考） ： 城崎温泉観光協会|七つの外湯めぐり
【寸感】
開湯1300年の歴史を持ち、江戸時代には「海内第一泉」とも呼ばれた山陰丹波の名湯「城崎温泉」の立入湯の一つ。
外見は立派だが、収容可能な入浴客数が非常に少ない。
早速、温泉の話に移ります。
湯は無色透明、無味無臭。
泉質はph6.98のナトリウム・カルシウム-塩化物泉（中性低張性高温泉）。
成分部分に触れると、ナトリウムイオン（1000mg/1Kg）、フッ素イオン（2.4mg/1Kg）、臭素イオン（8mg/1Kg）、メタケイ酸（86.7mg/1Kg）があり、ここに塩素イオン（2300mg/1Kg）と来て、湯冷めしにくい湯と言った感じ。
正直なところ、浴後のしっとり感やすべすべ感といった体感的な感覚で特別優れていると思う部分はありません。
カルシウムが入っているって言っても457mg/1Kg程度なのでまぁ、上手い具合に浴後のベタベタ感に繋がっていないのかと。
湯船の構成は内風呂一つに、露天風呂（野天に壺湯が一つ？）が一つ。
設備や浴場に小奇麗感はあるが、内風呂の湯船はパーソナルスペースを考慮すると5〜6人で目一杯。
繁忙期でなければまだマシかも知れないが、繁忙期は到底人を捌ききれるだけのスペースではないし、注ぎ込む湯量も足りない。
そして、例え繁忙期であっても最低限浴場としての機能を達成できるように、店舗側で人数制限を掛けるべき。
他の立入湯と湯質や浴感で差が付かない以上、かなり利便性の面で粗が目立ちます。
こう書くとあれだが、城崎温泉の立入湯という付加価値が足を運ぶ理由の一つになる（各湯各湯に願掛けされているご利益を享受する等）わけだが、そこを無視するのならばわざわざ足を運ぶ理由に薄いです。
ちなみに「商売繁盛・五穀豊穣、一生一願の湯」を謳います。
【三行】
・城崎温泉の七つの立入湯の一つで「商売繁盛・五穀豊穣、一生一願の湯」の効能が謳われる。
・願掛けを無視するのならば、わざわざ足を運ぶ理由の薄い立入湯。
・城崎温泉はどの立入湯に入っても、泉質の違い・浴感の違いはありません……。