城崎温泉 一の湯(兵庫県)




■城崎温泉 一の湯(城崎温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★☆☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年03月
 ・住所 : 兵庫県豊岡市城崎町湯島415−1(参考)
 ・電話番号 : 0796-32-2229(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)
 ・PH値 : 6.92
 ・湯温 : 59.1℃
 ・TAG : <低張性> <中性>
 ・HP(参考) : 城崎温泉観光協会|七つの外湯めぐり

城崎温泉 一の湯



【寸感】
開湯1300年の歴史を持ち、江戸時代には「海内第一泉」とも呼ばれた山陰丹波の名湯「城崎温泉」の立入湯の一つ。
洞窟風呂を謳う。
洞窟風呂の下りに「無理がある」とまでは言わないけど、正直大半の人達が期待しているものとは異なると思います。
なんていうか、大岩の側面をかなり大まかに削屈して覆道みたいにしたところに湯船を設けた、というか。
これならすんなり空を見上げられる方がいいんじゃないかと思ったりもしますが、……まあ。

「洞窟」とまで謳われると、なんか大岩とかに入り口めいたぽっかりと口を開く穴があって、少なくともそこから人間が潜っていける奥行きのある空間が確保されているイメージがありませんか?
和歌山南紀勝浦の忘帰洞・玄武洞とまではいわないまでの、せめて長野「満願成就の湯」にあるような「まあ、奥行きはないながら洞窟だなぁ」というぐらいだったらまだがっかり感はなかったと思うんですけど……。

一応、温泉の話にも触れておきます。
湯は無色透明、無味無臭。
泉質はph6.98のナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)。
成分部分に触れると、ナトリウムイオン(1000mg/1Kg)、フッ素イオン(2.4mg/1Kg)、臭素イオン(8mg/1Kg)、メタケイ酸(86.7mg/1Kg)があり、ここに塩素イオン(2300mg/1Kg)と来て、湯冷めしにくい湯と言った感じ。
正直なところ、浴後のしっとり感やすべすべ感といった体感的な感覚で特別優れていると思う部分はありません。
カルシウムが入っているって言っても457mg/1Kg程度なのでまぁ、上手い具合に浴後のベタベタ感に繋がっていないのかと。

最初にネガティブなこと書きましたが、構成は非常にオーソドックスであり、立入湯としては収容人数も多い部類です。
内湯も洞窟風呂も10人からが入れる大きさですし、本当に「洞窟風呂」なんて下手に「期待を持たせない方がいいんじゃないの?」とさえも思います。

ちなみに、一の湯の願掛けは「合格祈願・交通安全、開運招福の湯」を謳います。


【三行】
 ・城崎温泉の七つの立入湯の一つで「合格祈願・交通安全、開運招福の湯」の効能が謳われる。
 ・洞窟風呂とまで掲げ挙げられるとガッカリ感があるけど、立入湯としては良い部類。
 ・城崎温泉はどの立入湯に入っても、泉質の違い・浴感の違いはありません……。




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