■蓼科温泉ホテル親湯(蓼科温泉)
・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
・訪問時期 : 2016年03月
・住所 : 長野県茅野市北山4035(参考)
・電話番号 : 0266-67-2020(参考)
・営業時間 : −(参考)
・泉質 : 単純温泉(弱酸性低張性低温泉)
・PH値 : 4.01
・湯温 : 26.1℃
・TAG : <低張性> <弱酸性>
・HP(参考) : 蓼科温泉 親湯ホテル&リゾート|上質なサービスと美食の温泉宿
【寸感】
長野県は蓼科山のふもと、蓼科温泉郷にあるホテルリゾート。
開湯400年を誇り、随所にある「武田信玄の隠し湯」の一つを謳います。
温泉はpH4.01の単純温泉(弱酸性低張性低温泉)で、26.1℃と低い源泉温度ながら湧出量91.5L/分を誇ります。
つーか、本当に「武田信玄」絡みの温泉はぬるゆが多いですねー。
黒瀬的に、温泉談義をしたい戦国武将の筆頭ですよ。
話が逸れましたが、含有成分に移ります。
成分量は豊富な部類ではなく、特筆するところはメタケイ酸(128.4mg/1kg)、メタホウ酸(17.4mg/1kg)ぐらい。
成分比率的に多いのが、ナトリウムイオン(108.5mg/1kg)、塩素イオン(157.6mg/1kg)、硫酸イオン(138.2mg/1kg)といったところで、浴感に特徴的なものはなく肌に優しい万人向け・長湯向けの温泉です。
浴用での効能に期待するところは、長湯での保湿効果ぐらいでしょうか。
脱脂効果も高くはなく、無色透明・無味無臭。
味わいに、硫酸塩泉系の独特なものもありません。
遊離二酸化炭素も60.5mg/1kg入っているが、26.1℃の源泉を適温まで加温し湯船に注ぎ込んでいる「二酸化炭素」っていうところを体感できるようにはなっていません。
どうせなら、源泉ままで掛け流して涼が取れる湯船を用意すればいいのにとも思います。
湯船の構成は、まず内風呂と露天風呂が離れており、一度どちらかの湯船に浸った後の内風呂-露天風呂間の移動には衣服の着直しが必要となる作りです。
三重「隠れの湯 対泉閣」宜しく、割とよく見る構成ですがやっぱり何だかんだ言って衣服の着直しは面倒というのも事実。
湯船は内風呂一つに、露天風呂一つのオーソドックスな構成。
内風呂は10人からが浸れるサイズ、露天風呂はパーソナルスペース的に5〜6人が一度に浸れるサイズといったところで、時間帯や繁忙期には特に露天風呂で狭さを感じる場面があるかも知れません。
温泉はともかく、リゾートを謳うだけあって建物の装い等は非常に細微で凝っており非日常感を演出してくれます。
とはいえ、場所は蓼科の山中にあるので、自然の景観を眺めつつリラックスしながら湯に浸るというのがやっぱり王道でしょうか。
秋口、冬場と景観は楽しめそう。
【三行】
・開湯400年を誇り、随所にある「武田信玄の隠し湯」の一つを謳う。
・「古今の歌に繰り返し謳われる名湯」との謳い文句がありましたが、泉質面ではそこまでではない。
・建物の装い等は非常に細微で凝っており非日常感を演出してくれます。