二本木の湯(長野県)




■二本木の湯(−)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年02月
 ・住所 : 長野県木曽郡 木曽町新開6013−1(参考)
 ・電話番号 : 0264-27-6150(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 含二酸化炭素-カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉(弱酸性低張性冷鉱泉)
 ・PH値 : 5.94
 ・湯温 : 12.9℃
 ・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <弱酸性>
 ・HP(参考) : 二本木温泉 - シュワシュワ天然炭酸泉かけながしの湯

二本木の湯


【寸感】
長野木曽が誇る日本屈指の炭酸泉。
日帰り温泉しかやっていないのが悔やまれるぐらい。

早速、温泉の話に移ります。
泉質は含二酸化炭素-カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉(弱酸性低張性冷鉱泉)。
pH5.94の弱酸性で、源泉温度12.9℃を掛け流す。
浴槽の方で加温されているのであれですが、源泉注ぎ口付近は露骨に温度が違います。

そんなこんなで、湯船に流し込む湯を加温するなんて無粋なことをしていないので凄まじい体験ができます。
特筆するべき含有成分としては、まず何よりも遊離二酸化炭素(1949mg/1kg)。
「天然温泉でこれ?」という程、肌にまとわる気泡気泡。
というか、人工炭酸泉でもちょっと味わえないぐらいの量が肌にまとわりつくのだから、体験しておいて損はない。

成分的には、そこに鉄イオン(32.5mg/1kg)、炭酸水素イオン(1135mg/1kg)、メタケイ酸(52.5mg/1kg)といった感じが続きます。
効能的には炭酸由来で抹消血管が拡張し血行が良くなり、鉄泉として傷に良く利くといった感じでしょうか。
保温・保湿を狙うならば他を当たった方が良い効能を得られそうだが、茶褐色の濁り湯の中に長時間浸ることで身体は芯からじっくり温まると行った感じか。

尤も、湯船の構成は内風呂一つのみであり、長時間浸るというにはちょっと味気ないのも否めない。
景色も木曽の山中にあり、景色が特別優れた立地というわけでもありません。
まさに湯治の為の湯といったイメージです。

「じゃあ湯治という環境でどうなの?」というと、日帰り入浴のみで割とアクセスし難い立地……。
(名古屋市内 → 昼神温泉郷と大差ないは大差ないけれど……)
且つ、湯船のサイズも大人数が、一度に、長時間、狭さを感じずに浸っていられるかというと、その要求を満たす大きさにはありません。

せっかくの、日本屈指の炭酸泉。
大々的に宿泊施設を構えてやっても千客万来だろうにもったいないと思います。

ただ、下手に加温・塩素消毒の露天風呂とか構えるぐらいなら、温泉資源の保護の観点からも今のままで良い気がしますが、贅沢言うなら冬期間閉鎖でもいいので露天風呂とか欲しいですなぁ。
岐阜・ひめしゃがの湯、同じ長野の八ヶ岳・灯明の湯宜しく、ぬる湯の露天風呂もいいものですからね!


【三行】
 ・長野は木曽が誇る日本屈指の炭酸泉、その体験は話の種になること請け合い。
 ・天然ものながら、そこらのスーパー銭湯にある人工炭酸泉を遥かに凌ぐ体験が出来ます。
 ・内風呂一つ、しかも日帰りのみと言うのは非常に惜しい。




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