■湯の谷荘(濁河温泉)
・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
・訪問時期 : 2016年01月
・住所 : 岐阜県下呂市小坂町落合2376−1(参考)
・電話番号 : 0576-62-3037(参考)
・営業時間 : −(参考)
・泉質 : ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)
・PH値 : 6.8
・湯温 : 24.5℃
・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <中性>
・HP(参考) : 濁河温泉 湯の谷荘
【寸感】
標高1800mに位置する飛騨小坂の秘湯「濁河温泉」に属する旅館です。
まず注意事項としては、群馬県・万座温泉と並び自家用車で通年訪問可能な中では日本最高所に位置する温泉郷「濁河温泉」で、秘湯と呼ばれるだけあり冬場の路面状況はかなり悪いです。
圧雪ならまだしも凍結路面の上に雨が降ったりなんかした日には、スタッドレスタイヤの弱点であるウェット路面のバッドステータスが付与されるため走行注意です。
さて、早速泉質の話しに移りますが、こと湯の谷荘さんでいうと近場の源泉の混合泉です。
表記上の泉質は、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)。
薄緑の濁り湯で、香りはほぼ無臭に感じられました。
源泉温度は51.9℃で、phが6.3、湯量は豊富で759L/分あり、循環ろ過に頼らなくても源泉掛け流しで湯船の清潔さを維持できる量が確保されていると言えます。
なお、湯船の構成は、内風呂一つに、露天風呂が一つのオーソドックスな構成です。
湯の傾向は、マグネシウムイオンとカルシウムイオンの含有量がそこそこあるものの、ナトリウムイオン(341.3mg/1kg)と炭酸水素イオン(725.3mg/1kg)が比較的多量に含有される美人湯傾向の湯だと言えます。
そこにフッ素イオン(3.1mg/1kg)と、メタケイ酸(282.9mg/1Kg)、メタホウ酸(8.6mg/1Kg)と続き、殺菌・コーティング・保湿効果を期待する部分も必要十分です。
特に、成分量由来の脱脂・殺菌効果は長湯するまでもなく「ああ、脱脂殺菌されてるな」と体感できるレベルなので、長湯では大いに効能が期待できるんじゃないでしょうか。
なお、体感的には中性という部分もあり、ぬるぬる感はほぼほぼ感じられません。
そして、遊離二酸化炭素が226.9mg/1Kg含まれているんですが、混合泉と言うことで一度タンクに集めて配水しているんでしょうね。
残念ながら、肌に炭酸がまとわるような感覚はなく、湯の新鮮さと言う点では一歩劣る感じです。
(湯温が高く、そもそも炭酸が飛んでいる面もあるかと思いますが)
都会の喧騒を離れ、冬場は雪化粧で、秋場は紅葉で、春先は桜で、夏場は避暑と大自然の緑を頼める場所です。
【三行】
・群馬県・万座温泉と並び自家用車で通年訪問可能な中では日本最高所に位置する温泉郷。
・冬場はスノー装備必須、且つウェット路面になるようならスノー装備有りでもFRとかは避けた方がよいかも。
・遊離二酸化炭素の226.9mg/1Kgは、残念ながら感知できませんでした。