白骨えびすや(長野県)




■白骨えびすや(奥田源泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ・訪問時期 : 2016年01月
 ・住所 : 長野県松本市安曇白骨4206−2(参考)
 ・電話番号 : 0263-93-2031(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉[硫化水素型](中性低張性高温泉)
 ・PH値 : 6.3
 ・湯温 : 46.4℃
 ・TAG : <名湯百選> <源泉掛け流し> <低張性> <中性>
 ・HP(参考) : 白骨温泉の白骨ゑびすや - 長野県名湯の宿に泊まろう

白骨えびすや


白骨温泉(飲泉)



【寸感】
信州は上高地へと続く標高1400mの深い山間にあり、鎌倉時代より続く秘湯・白骨温泉の奥田源泉を有する宿です。

泉質はpH6.3の含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉[硫化水素型](中性低張性高温泉)。
一時期、名物の「乳白色」が出なくなってしまって云々あったように本来は無色透明で、石灰を有することで時間の経過と共に白濁化し名物の乳白色を帯びるのが特徴。

カルシウム・マグネシウム・ナトリウムを泉質名に有するが、比率的に多いと言うだけで正直含有量は言うほどではなく、良くも悪くも浴後ベタベタするような浴感には繋がっていない。
成分的に多く含むものは硫化水素イオン(3.3mg/1Kg)、炭酸水素イオン(976.3mg/1Kg)、メタケイ酸(44.5mg/1Kg)、メタホウ酸(7.8mg/1Kg)で、ここに遊離二酸化炭素を601.6mg/1Kg含む当たりが効能的に利いてくる部分かと。
尤も、乳白色は「時間経過とともに白濁化」といったように、湯の新鮮さでは一歩譲り遊離二酸化炭素由来の細かな気泡が全身にまとう体験はできません。
それでも、硫黄分の効果か、遊離二酸化炭素の効能か、良く温まり湯冷めし難さのある湯です。
「三日入れば三年風邪をひかない」と言われるのは、この温まり易さに由来するんじゃないですかね。
弱酸性泉で浴後は肌が引き締まる感じと、そこそこのしっとり感も持続します。

まぁ、何よりもやっぱり、見た目の乳白色が一番インパクトありますかね。
「白骨温泉に来たぜ」っていう実感を最も味わえる部分かと思います。

なお、湯船の構成は内風呂一つに、露天風呂が一つ。
それぞれ6〜7人は一度に浸って狭さを感じない程度の大きさを持ち、源泉を注ぎ込む注ぎ口から浴槽に掛けて温泉成分が長い時間を掛けて構築した造形物が形成されております。

さらに言うと、飲泉可能でお腹の調子が悪い時などには特に効果が期待できそう。
そうでなくとも、ぜひとも味わってみることをオススメしますぜ。

料理では「信州サーモン」が堪能できますが、まずこの単語を聞いて思うことは「長野って海に面していないじゃん?」って点かと思います(黒瀬はそうだった)。
何でも養殖サーモンでブランド化を狙っているらしい代物らしいです。
話の種にどうですか?


【三行】
 ・飲泉可能、ぜひ一杯いっておくことをオススメします。
 ・冬場は冬タイヤ等の雪対策になる場所です。
 ・「三日入れば三年風邪をひかない」は眉唾としても、乳白色という見た目の一番インパクトはやっぱり良い。




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