旅館 たなか(岐阜県)




■旅館 たなか(平湯温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2016年01月
 ・住所 : 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯85−10(参考)
 ・電話番号 : 0578-89-2766(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 単純温泉(中性低張性高温泉)
 ・PH値 : 6.8
 ・湯温 : 44.8℃
 ・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <中性>
 ・HP(参考) : 平湯温泉 奥飛騨温泉郷【旅館たなか】天然温泉かけ流しの宿 飛騨牛

旅館 たなか


旅館 たなか(湯船)



【寸感】
奥飛騨温泉郷の一つ「平湯温泉」にあって「鶴の湯」源泉を掛け流す旅館です。

早速温泉の話しに移ります。
泉質は単純温泉(中性低張性高温泉)。
phは6.8で、泉温は90℃を軽くオーバーする源泉を加水して44.8℃で湯船に流し込んでいるとのこと。
湧出量は400L/分と豊富で、循環ろ過に頼らなくても源泉掛け流しで湯船の清潔さを十二分に維持できる量が確保されているといえます。

湯船の構成は内風呂一つに、露天風呂が一つ、貸切露天風呂が一つの構成。
貸切露天風呂は当然貸切想定なので置いておくとして、内風呂・露天風呂ともにパーソナルスペースを考慮しても6〜7人からがゆったりと浸れる大きさを確保していると思います。
なお、湯は無色透明で微かに硫黄臭が感じられ、白い湯の花が湯船の中を漂います。

含有成分は泉質・単純温泉から推測できると思いますが、あまり豊富とは言えず基準値越えはメタケイ酸(82.8mg/1Kg)、メタホウ酸(13mg/1Kg)のみ。
比較的多めに含む成分としては、ナトリウムイオン(132mg/1Kg)、塩素イオン(144.1mg/1Kg)、炭酸水素イオン(151.7mg/1Kg)が挙がるぐらいで、柔らかな浴感で肌に優しい長湯向きの温泉と言えます。
ぬるぬる感といった特徴的な浴感はなく、体感できる保温・保湿効果等も至って平均的な印象。

それでも、白い湯の花が湯船の中を舞うというのは風情を感じさせてくれますし、微かに鼻を付く硫黄の香りも「ああ、温泉に浸っているな」という感覚を強めてくれ、視覚で嗅覚で楽しめる泉質です。
夏場の盛夏の頃でも比較的涼しい立地なので、それこそ年間通して湯治に向く温泉地だと思いますが、冬場は積雪もあってアクセスにはそれなりに骨が折れるところがネックですかね。
個人的には、それでもやっぱり冬場に雪見をしながらゆっくり長時間浸るのが乙な温泉地だと感じます。

正直な話、同じ岐阜県内の濁河温泉や新穂高温泉よりかはアクセスし易いと思いますし。


【三行】
 ・白い湯の花が湯船の中を舞い、微かに鼻を付く硫黄の香りもあり、視覚で嗅覚で楽しめる泉質。
 ・冬場は積雪地帯のため、本格的なスノー装備が必要です。
 ・柔らかな浴感で肌に優しい長湯向きの温泉(単純温泉を褒める時のいつもの台詞)。




名湯放蕩録トップページに戻る


深守総合案内所トップページに戻る

暫定