琴平花壇(香川県)




■琴平花壇(こんぴら温泉郷)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年12月
 ・住所 : 香川県仲多度郡琴平町1241−5(参考)
 ・電話番号 : 0877-75-3232(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 単純弱放射能冷鉱泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)
 ・PH値 : 7.8
 ・湯温 : 19.3℃
 ・TAG : <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : 琴平の温泉 こんぴら温泉郷の旅館|琴平花壇

琴平花壇


琴平花壇(看板)


【寸感】
香川は金刀比羅宮門前町にあって寛永4年創業の宿、金刀比羅宮を登った疲労を弱放射能泉で回復可能です。

さっそく泉質の話に移ります。
泉質はpH7.8の単純弱放射能冷鉱泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)で、無色透明無臭。

成分的な面から見ると非常に含有量が微量であり、フッ素イオン(2.5mg/1kg)とメタケイ酸(64.1mg/1kg)、そして炭酸水素イオン(165.6mg/1kg)が比率的に多いぐらいで、特徴的と言える浴感はありません。
かしながら、12.3マッヘの放射能泉の効能で、非常に「身体が温まり易く湯冷めし難い」湯です。
というか、他の放射能泉の浴感でも書いたように、火照るかの如く身体が温まる湯に感じます。
実際には、源泉温度19.3℃の冷鉱泉をガンガン加温して適温にしているので、やはり放射能泉の効能が出て来ているのでしょう。

なお、長湯や湯治では弱アルカリ性の湯質にメタケイ酸の効能で保湿効果、そしてフッ素で保湿効果の持続性が期待できそう。
言うほど、浴後のしっとり感を黒瀬は味わえなかったし「そもそも放射能泉じゃん? もっと湯治で期待する効能があるでしょう?」と言われればそれまでだが。
疲労回復という観点で見れば、保温効果を促す成分が少ない点を放射能泉で補っていると見れば良い湯じゃないでしょうか?

タイトルにも書いたように金比羅さんのお膝元にあるので、……というかここいらの宿泊客の大半は金比羅を訪れる目的なんじゃないでしょうか。
ともあれ、御本宮まで785段、奥社までの583段を足して計1368段の上り下り(厳密には七百八十六前があるのであれですが)の疲労を回復するには持って来い。

ちなみに、湯船の構成は内風呂一つに、露天風呂が一つ。
露天風呂からは讃岐富士を遠望することが可能で、夜景と言うにはちょっと寂しい感じの否めない門前町・琴平町の町並みを一望することが出来ます。

なお、回遊式和風庭園も、数寄屋造りの離れも風情があって良いんですが、如何せん温泉を堪能しようとするといちいち移動の手間が掛かるのは「ちょっと……」と黒瀬は感じました。
回遊式和風庭園は夜間にライトアップもされ、近代的な建築物と相俟って美しさを際ただせてくれます。
なお、wi-fi利用が可能なので、急遽の予定変更が発生しても調べものもできます。


【三行】
 ・金比羅宮・奥の院まで行くのなら、こんぴら温泉郷に宿を取ってもいいんゃないでしょうか?
 ・泉質は単純弱放射能冷鉱泉で成分も豊富ではないので、わざわざ足を運んで温泉を堪能というのはちょっと厳しそう。
 ・回遊式和風庭園も、数寄屋造りの離れも風情を感じられます。




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