かすがの森(長野県)




■かすがの森(春日温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年12月
 ・住所 : 長野県佐久市春日2258−1(参考)
 ・電話番号 : 0267-52-2111(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性音泉)
 ・PH値 : 8.6
 ・湯温 : 41.4℃
 ・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <アルカリ性>
 ・HP(参考) : 信州 春日温泉 かすがの森【公式ホームページ】 旧名称 かすが荘|旅館・露天風呂・温泉・リゾートホテル

かすがの森


【寸感】
蓼科山の麓にあって、開湯300年の歴史を持つ源泉掛け流しの温泉施設。

長い歴史を持つというだけあって、近隣には源泉公園というのも存在しています。
ちなみに、源泉公園では源泉(?)がなみなみと注ぎ出ており、混雑することはないまでも水汲みの地元民が割と途切れることなく訪問しておりました。

弱アルカリ性美人湯傾向の湯質で、味覚にスパークする余計な成分が含まれていないため、軟水よりのまろやかな水でしたぜ。
訪問の際は、合わせて源泉公園に足を運んでみるのもいいんじゃないでしょうか。
飯盒と米を持って行けば、源泉粥なんて真似も出来ますし、普段と一風変わった食事をするというのも一興じゃないでしょうか?
黒瀬は例の装備で、源泉コーヒーを堪能してきましたぜ!
味は、……まぁ。

さて、早速泉質の話しに移ります。
湯は無色透明、無味無臭。
ph8.6のアルカリ性単純温泉で、傾向としては美人湯傾向の湯です。
特筆する成分はメタケイ酸(102.2mg/1kg)ぐらいで、比率的に多い成分がナトリウムイオン(170.7mg/1kg)、硫酸イオン(243.7mg/1kg)、炭酸水素イオン(97.6mg/1kg)といった感じ。

湯船の構成は、内風呂二つに、露天風呂一つの構成、ここにサウナが加わる感じ。
内風呂は大浴場・中浴場を名乗るだけ合って、どちらも十数人からが長時間浸ることのできる大きさを確保しており、且つ加温槽とぬるま湯の源泉槽に分かれています。
湯量に難のある一部の温泉施設がよくやる、小さな源泉槽を設け「一部源泉掛け流し」を大々的に謳うような誇大広告をやっていないのはかなり好感触です。
露天風呂当でも鼻につく塩素臭等はなく、ゆっくり浸っていられる環境が整っていると思います。

但し、ぬる湯温泉(冷泉・冷鉱泉含む)は、冬場に源泉掛け流しに浸ることが割と困難(根性で何とかなる場合も往々としてあるが)なため、かすがの森も訪問時期は選びたいところ。
尤も、かすがの森では加温槽もある為、一部の冷鉱泉なんかで見られる「入ってられないじゃないか!」という事態に陥ることはなさそう。
成分豊富とは言い難いが、それでも美人湯傾向を満足する最低限は確保されてるので、時間を掛けての入浴であれば浴後のさらさら感・保湿効果は期待できそう。

盛夏の頃や残暑が厳しい時期に、湯船に沈んで涼みたい。
尤も、立地が立地なだけに、同じ長野の渋御殿や灯明の湯のように、そもそも盛夏の頃や残暑が厳しい時期でも、周辺温度が割と涼しさを感じる気温ということも考えられますが・・・。

なお「長野の観光に便利」「優れた立地!」みたいな謳い文句がありましたが、大体何処に行こうにも小一時間掛かるので利便性をメインにチョイスするのはオススメしません。

源泉公園のプラス要素を踏まえて、甘めの評価★7で行きます。


【三行】
 ・近隣にある源泉公園で、源泉(?)の飲泉が出来ます。
 ・個人的にはぬるゆの湯船に、盛夏の頃や残暑が厳しい時期に浸りたい。
 ・「長野の観光に便利」「優れた立地!」の謳い文句は、ちょっと無理があると思っていた方がよいかと。




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暫定