奥道後 壱湯の守(愛媛県)




■奥道後 壱湯の守(奥道後温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ・訪問時期 : 2015年12月
 ・住所 : 愛媛県松山市末町267(参考)
 ・電話番号 : −(参考)
 ・営業時間 :−(参考) 
 ・泉質 : アルカリ性単純硫黄温泉(アルカリ性低張性温泉)
 ・PH値 : 9.1
 ・湯温 : 47.8℃
 ・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <アルカリ性>
 ・HP(参考) : 【公式ホームページ】奥道後 壱湯の守(いちゆのもり)(旧ホテル奥道後)

奥道後 壱湯の守


【寸感】
奥道後の名前の通り、ぼっちゃん湯「道後温泉」から車で山中へ20分程行くと、似通った泉質ながら硫黄成分が含まれる湯になります。

泉質はpH9.4のアルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高音泉)で、多少の差異はあれど道後温泉と非常に似通った成分構成だと言えます。
道後温泉に対してメタホウ酸(10.2mg/1kg)の値でダブルスコアを叩き出しているぐらいで、フッ素イオンの含有量が多い(15.6mg/1kg)ところもほぼ同様。

まぁ、距離がそんなに離れていないからと言えばそれまでかも知れませんが、似通っているといって置きながらここに決定的な違いとして硫黄成分の有無が加わります。
山中に場所を移した効果か、奥道後温泉は道後温泉にはない成分「硫化水素イオン」の含有量が療養泉基準越えの2.3mg/1kg。

だからどうしたと思うかも知れませんが、硫化水素が加わることで「温まり易く湯冷めし難い」が加わり、且つ湯治に置いて各種生活習慣病の改善効果が見込めます。
加温有りですが、源泉温度38.4℃を適温にしている程度で硫黄分が飛んでいるようなこともなく、黒瀬的には特に露天のテラスに位置する三寿の湯で件の硫黄の香りをたっぷり味わえました。

尤も、人工的に細かな気泡が肌にまとわるようにしている「絹の湯」や寝湯では、硫黄の香りは全く感じられません。
黒瀬個人の寸感でいうと、大湯と、景色を堪能できる岩湯に関しても「三寿の湯」ほどではなかったと感じました。

上記に挙げたように、露天に無数の湯船を持ち、当然内風呂もあります。
パーソナルスペース云々含めて狭さを感じる場面はないでしょう。
ちなみに、湯は無色透明で、湯船によって硫黄の香りが強かったり少なかったり、そもそも感じられなかったり。

不満点は夜は24:00までしか入浴できないことと、朝は5:30〜9:00までという時間であること。
朝食を食べて一息吐いてから「朝風呂を……」とか考えているとアウトです。

車であれば道後温泉まで20分程度で移動可能というのも、奥道後 壱湯の守の強みだと思います。
道後温泉本館を堪能したいと思いながら道後温泉で宿を取ると、旅館に戻ってからも全く同じ泉質の湯に浸かることになりますが、奥道後 壱湯の守ならは硫黄泉ですよ?
なお、道中には国宝「石手寺」もありますので、奥道後 壱湯の守に宿を取り、観光がてらに道後温泉まで足を伸ばすというのがいいんじゃないですかね?


【三行】
 ・道後温泉に宿を取るよりも、道後温泉も楽しみつつ泉質が変わる奥道後も楽しむというのがいいんじゃないですかね?
 ・日帰り入浴もやっているようです。
 ・道後温泉と似通った泉質ながら、硫黄の香りを堪能することができます。




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