■和の宿 ホテル祖谷温泉（祖谷温泉）
・黒瀬的オススメ度 ： ★★★★★★★★☆☆
・訪問時期 ： ２０１５年１２月
・住所 ： 徳島県三好市池田町松尾松本３６７−２（参考）
・電話番号 ： 0883-75-2311（参考）
・営業時間 ： −（参考）
・泉質 ： アルカリ性単純硫黄温泉（アルカリ性低張性温泉）
・ＰＨ値 ： 未記載
・湯温 ： 38℃
・TAG ： ＜源泉掛け流し＞ ＜低張性＞ ＜アルカリ性＞
・ＨＰ（参考） ： 秘境祖谷渓の一軒宿 ホテル祖谷温泉【公式】
【寸感】
徳島県は三大秘境「祖谷峡」にあって、ケーブルカーで源泉掛け流しの露天風呂へとアクセスするホテル。
泉質はアルカリ性単純硫黄温泉（アルカリ性低張性温泉）。
ケーブルカーで傾斜角42度り崖を下ってアクセスする源泉掛け流しの露天風呂は、祖谷峡、いや徳島県訪問の際はぜひとも訪れたいと思わせる名湯です。
一度と言わず、二度三度と浸りたい。
正直、成分的には目を引く感じではなく、フッ素イオン（2.6mg/1kg）、硫化水素イオン（3.1mg/1kg）、メタケイ酸（50mg/1kg）、メタホウ酸（13.8mg/1kg）が挙げられるぐらいで成分豊富な湯とは言えません。
しかしながら、湯の新鮮は随一で、十人程度は優に浸れる露天風呂の湯船に掛け流される源泉は、身体に細かな気泡を無数に生じさせてくれます。
白く浮かぶ湯の花に、薄い白濁の湯は、本当に成分的な側面からはちょっと想像できないような浴感を味わえます。
ちなみに黒瀬入浴時は、ほぼ硫黄の香りはありませんでした。
注意点は源泉温度が38℃と低いため、冬場や春先の冷え込みの厳しい時期はそれこそ小一時間は浸るつもりで入浴しないと身体が温まらないという点ですかね。
正直、成分的な保温効果も余り期待できないため、せっかく温泉を堪能しに言ったのに「湯冷めして……」となり兼ねない。
黒瀬は、冬場の宿泊で、それこそ露天風呂にトータルで三時間ぐらい浸っていたかも知れません……。
内風呂こと展望大浴場は、無色透明の湯で硫黄の香りもないですが「露天風呂では温まれなかったから、本格的に温まりたい」という用途に向いています。
こちらも十人程度は優に浸れる大きさの湯船が用意されています。
なお、露天風呂は入浴専用で洗い場等はありません。
ケーブルカーで源泉掛け流しの露天風呂へアクセスというのも中々希な体験かと思いますが「チェックインしてから食前に」「食後一服してから再度堪能するぜ！」「翌朝、朝風呂を」とか何度も行き来していると、そもそも待ち時間が発生することと、行き来に時間が掛かる（片道約五分程度）ことに不便を感じようになります。
人間、便利さになれると駄目ですねぇ。
それでも、ケーブルカーから見る景色ですら秘境「祖谷峡」は雄大な光景を楽しませてくれます。
温泉以外でも、ぜひともアクセスして見て欲しいホテルです。
なお、wi-fiが使用可能というか、四国のちょっと名の知れたところはどこもwi-fi使用可能な気がする。
外国人の訪問を後押ししていることも影響しているんですかね……？
【三行】
・秘境「祖谷峡」をケーブルカーで上り下りするというのも貴重な体験かと思います、オススメです。
・日帰り入浴も出来るようです。
・微温湯も微温湯なので、冬場は身体が温まるまでにかなりの時間が掛かることを覚悟しておいた方が良いでしょう。