■湯迫温泉 白雲閣(湯迫温泉)
・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
・訪問時期 : 2015年12月
・住所 : 岡山県岡山市中区湯迫644(参考)
・電話番号 : 086-279-0545(参考)
・営業時間 : −(参考)
・泉質 : 単純弱放射能冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)
・PH値 : 6.2
・湯温 : 18℃
・TAG : <低張性> <中性>
・HP(参考) : 岡山の旅館:湯迫温泉 白雲閣
【寸感】
関白専用の隠し湯だったという歴史を持つ、岡山は湯葉の単純弱放射能冷鉱泉。
鎌倉時代から800年の歴史を持つとありますが、まず印象的だったのは迷いそうな館内の入り組み具合。
宿泊した部屋から、食事処「竹亭」に行くのは一つ目のエレベータを二階で降りて、館内を進んだ先にある次のエレベータにも乗るんだったっけ……?
「それじゃあ、土産屋のあるロビーは? 大浴場は?」となる増改築が繰り返された末の入り組み具合が中々苦労させられるかも知れません。
参考までに。
さて、早速温泉の話に移りますが、泉質は単純弱放射能冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)で無色透明無臭。
冷鉱泉ということでガンガン加温されていますが、それを気にしなければならない程の豊富な成分はありません。
炭酸水素イオン(140.7mg/1kg)とメタケイ酸(48.4mg/1kg)の含有量が比率的に多いぐらい。
注目すべきは11.87マッヘを誇る療養泉基準超えの放射能泉という点ぐらいか。
単純放射能泉全般に言えることだけど、浴感的な部分では「温泉かぁ……」という感想が強いですが、成分由来の特別な浴感こそないものの、非常に身体が温まり湯冷めし難い湯です。
というか、どこの放射能泉に入っても黒瀬がまず感じる部分は「身体が火照る感じで温まるなぁ」という感覚です。
痛風や糖尿病、循環器障害、神経痛等に効果があると言われますが、「温める」という行為の効果はそれだけで各種身体の不調に対して非常に効果的に働きますからね(心臓病・風邪などを覗く)。
温まりやすいというのは、大きな強味だと思います。
黒瀬個人の話で言うと愛知県にも21.1マッヘを誇る上に、飲用可能という強付加価値の付く猿投温泉があるため、泉質的には岡山くんだりまで足を運んで浸るには魅力の薄い湯というのが正直なところです。
中国地方の在住の方で言うと、放射能泉の尤もたるところであり、温泉街を形成する有馬温泉もありますしね。
近隣に在住で、気軽に足を運べる方には良いのかも知れませんが。
話が逸れましたが、湯船は非常に豊富。
隣接するスーパー銭湯ライクな湯葉健康村も利用可能で、五右衛門風呂からジャグジー風呂、バブルジェット風呂に露天風呂等等が揃っていますし、白雲閣自体の台湾大岩風呂も非常に広いです。
パーソナルスペースを含め狭さを感じるといったようなことはないでしょう。
備考として挙げておくと、舞踊ショーなんかが開催されているので、そちらをぜひ楽しみたいという方は開催日時を確認していくのが良いかと。
【三行】
・11.87マッヘを誇る単純放射能泉だが、わざわざ岡山くんだりまで足を運ぶのにはインパクトの弱い湯。
・関白専用の隠し湯だったという歴史を持つ。
・本館のお風呂の一部は使用できなくなっている(改装?)ようで、隣接する日帰り施設も利用可能。スーパー銭湯ライクなバラエティーに富む多数の湯船を堪能できます。