野沢温泉ホテル(長野県)




■野沢温泉ホテル(野沢温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年11月
 ・住所 : 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷7923−3(参考)
 ・電話番号 : 0269-85-2011(参考)
 ・営業時間 : (参考)
 ・泉質 : 単純硫黄温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.3
 ・湯温 : 69.4℃
 ・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : 信州・野沢温泉、野沢温泉ホテル【公式ホームページ】露天付客室・貸切露天風呂のある自家源泉かけ流しの宿

野沢温泉ホテル(全体)


野沢温泉ホテル(野沢温泉)


【寸感】
信州長野は野沢温泉郷にあって「滝の湯」源泉を掛け流すホテルです。

群馬県・草津温泉や、大分県・別府温泉のように外湯巡りが堪能できる温泉郷であり、時代背景を読み解きつつ散策がてら外湯を巡るというのはやはり楽しいものです。
活気という点では群馬の草津・伊香保温泉郷に劣るものの、温泉郷としてはかなり広大であり端から端まで外湯を巡りつつ散策しようと思うと一泊二日ではキツイでしょう。

尤も、湧出地こそ違えど泉質はどこも似通っているため、外湯巡りは「話の種の一つとして」ぐらいの認識で良いかと思います。
(外湯巡りはやっておいて損はないと思うけれど、少なくとも無理をしてでも回るというものではないかと)
曰く、成分的には野沢温泉ホテルの引く「滝の湯」源泉が最も濃い(良い)らしいので、悪天候などの際には野沢温泉ホテルに籠もるというのも十分有りかと思います。

さて肝心の成分は、まず硫化水素イオンの含有量が32.2mg/1kgの療養泉基準超えの単純硫黄温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、メタケイ酸(168mg/1kg)、メタホウ酸(10.5mg/1kg)という感じ。
比率的に、ナトリウムイオンやカルシウムイオン、硫酸イオン・塩素イオンを多めに含みますが、体感的な部分では何よりも身体が温まり易く、湯冷めし難い泉質と感じました。
(硫黄泉の効能的な部分が大きく出ているだけかも知れないが)

露天風呂に「瑠璃の湯」と名付けているようことからも解りますが、湯の色は淡い緑色。
(天候・気温などによっと差が出るそうですが)
ここに硫黄の香りが漂い「ああ、温泉に浸っている」と強く感じさせる良い湯です。

湯船の構成は、貸切露天風呂を含めると露天風呂三つに内湯が一つ。
内湯、露天風呂ともにパーソナルスペースを考慮すると6〜7人程度が目一杯という感じだが、狭いと感じる場面はそうないかと思います。

ホテル入口で天然水が味わえるのもポイント高いです。
外湯を巡って良い感じに火照った体(外湯の大湯を含めてかなり熱めの設定)に、心地よく浸透する非常に美味しい天然水なので、ぜひ味わってみることをオススメしますぜ。

なお、料理・アメニティ・清潔感等で不満に思うようなことは特にないかと思います。
一つ付け加えておくと、信州牛も上州牛同様、赤身の多い方が好みという人にはかなり美味しさを感じる牛肉なので、こちらも興味のある方はぜひ堪能してみることを薦めます。


【三行】
 ・野沢温泉郷の外湯巡りで入浴可能な13湯の内の一つの源泉「滝の湯」を掛け流すホテル。
 ・源泉こそ違えど、泉質は単純硫黄温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で成分はほぼ他の源泉と違いありません。
 ・玄関付近で提供されている天然水も、外湯巡りを堪能して火照った体を潤してくれます。




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