コガノイベイホテル(和歌山県)




■コガノイベイホテル(南紀白浜温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年11月
 ・住所 : 和歌山県西牟婁郡白浜町3212−1(参考)
 ・電話番号 : 0739-43-6000(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(中性低張性高温泉)
 ・PH値 : 7.5
 ・湯温 : 61.5℃
 ・TAG : <名湯百選> <源泉掛け流し> <低張性> <中性>
 ・HP(参考) : 南紀白浜温泉 コガノイ ベイホテル [公式サイト] 南紀白浜のホテル

コガノイベイホテル(全体)


【寸感】
和歌山県の名湯百選の一つで、南紀白浜でカラカミ観光が展開する「古賀の井」の全室オーシャンビューのホテルです。

まず最初に、黒瀬訪問時は大浴場・露天風呂が改装中であり、夜間は姉妹ホテル「ホテル古賀の井」の大浴場を、空けて翌日の朝はコガノイベイホテルの大浴場(露天風呂なし)を男湯にするという対応が取られていました。
従って、当評価は色々と新装開店する前の「コガノイベイホテル」の評価になりますのであしからず。

早速、泉質部分から触れていきます。
硫黄成分が少ないとか、炭酸水素イオンの含有量が多いとか色々差異はあるものの、南紀勝浦と非常に似通った泉質だと個人的には思いました。
何が言いたいかというと、ぬるぬる感とか硫黄臭とかいった特徴的な浴感・体験こそないものの、素晴らしい温泉だと言うことです。

陽イオンの主成分はナトリウムイオン(1707mg/1kg)、ここに陰イオンとしてフッ素イオン(5.3mg/1kg)、炭酸水素イオン(2555mg/1kg)が療養泉基準超えで続き、塩素イオン(1382mg/1kg)ときてメタケイ酸(127.5mg/1kg)、メタホウ酸(51.1mg/1kg)、遊離二酸化炭素(126.1mg/1kg)を含む、保温・保湿効果の高い無色透明の美肌の湯です。
湯はさらりとしており、肌に優しい長時間入浴に向く浴感。

成分量は多いものの加水有りで、且つ湯の新鮮さと言う点では一線級からは一歩引いており、効能含めてやはり長時間ゆっくり浸ってなんぼという浴感。
そう言う意味では、改装前のコガノイベイホテルに露天風呂がないというのはかなりのマイナス。
特にホテル古賀の井の方には十数人からが普通に浸れる大露天風呂がありますからね。

改装前のコガノイベイホテルの湯船は内風呂一つで、十数人からこっち楽に浸れる大きさはあるものの外の景色も見れないような状態にされていたので、窮屈感こそないものの面白味もなく長時間浸るには殺風景過ぎる浴場でした。
それこそ、高層階のオーシャンビューを活用して(例え露天風呂がなくとも)海を眺めながらゆっくりと濃厚成分の温泉に浸りたいものです。
(素晴らしい立地を誇るのだから尚更)

ちなみに、コガノイベイホテルとホテル古賀の井は同じ源泉を利用しており、改装中当時の話をするならば全室オーシャンビューといった優れた点は多々あるものの、温泉という観点からはホテル古賀の井に軍配が上がる感じでした。

話は変わりますが、黒瀬が負った打撲のダメージを大幅に軽減してくれた素晴らしい湯でもあります。
痛みを感じていた右脇腹と、動かす度に痛みが走る右腕が湯に浸っているだけでみるみる痛みが薄れていったという次第で御座いますよ。
特に、右腕の方は湯船の中でゆっくり動かして続けていることでかなり良い具合に。

温泉以外の部分でも、庭園に設けたイルミネーション「イルミナスオーシャン」なんかも目を引く美しさで、上手にリゾート感を演出していましたぜ。

そんなこんなで、せっかく色々改装されたらしいので、その内また足を運んでみようかと思います。

一応書いておくと、部屋・アメニティー・食事・建物の清潔感・接客・サービス等等については、価格に見合ったレベルを維持していると思います。


【三行】
 ・全室オーシャンビューはかなりの見晴らしの良さです(特に高層階)。
 ・庭園に設けたイルミネーション「イルミナスオーシャン」含め、上手にリゾート感を演出している。
 ・色々際はあるけど南紀勝浦に似た泉質で「長時間浸って良し」の良泉、改装後は露天風呂も設置されたらしいのでぜひとも再度堪能してみたい。




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