草津温泉 大東館(群馬県)




■草津温泉 大東館(草津温泉:湯畑源泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★★☆
 ・訪問時期 : 2015年10月
 ・住所 : 群馬県吾妻郡草津町草津126(参考)
 ・電話番号 : 0279-88-2611(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(酸性低張性高温泉)
 ・PH値 : 2.2
 ・湯温 : 55.1℃
 ・TAG : <名湯百選> <源泉掛け流し> <低張性> <酸性>
 ・HP(参考) : 【大東舘 公式HP】草津温泉 湯畑源泉かけ流しの旅館

草津温泉 大東館(草津温泉:湯畑源泉)


草津温泉:湯畑


【寸感】
草津節にて「草津良いとこ一度はおいで」と歌われる名湯百選・草津温泉。
そんな草津は草津でも湯畑に面した中心地に位置し、湯畑源泉に浸りたければここに宿泊するしかないという大東館になります。

草津温泉は同じ長野の野沢温泉郷(源泉は違えど、ほぼ同じ泉質だけど)や別府温泉郷(源泉が違えば、泉質も異なる)のように源泉が複数あるため、一度足を運んだから「はい、終わり」というわけには行かないところが醍醐味の一つでしょう。
今回はそんな中でも、さくっと本丸から攻めてしまえと言うことで、草津のど真ん中に位置する湯畑源泉を堪能してきました。

部屋は草津温泉の歴史を感じさせる古臭さがあるものの、まぁ全然許容レベル。
何より、部屋からも湯畑が見えるという立地は、さすが湯畑に一番近い宿を称するだけはあると思います。
サービス・アメニティ・食事等等でも不満に感じる部分はないと思います。

特に、チェックアウト後も草津を見て回りたいとなった時に、荷物を預かってくれるのも有難い。
黒瀬宿泊時は、運行予定をとっくに過ぎていたのにわざわざマイクロバスで駐車場まで送ってくれるサービスっぷり。
(草津のど真ん中であり、自家用車で訪問の際はちょっと離れた駐車場に止め、バスで移動となる)

さて、肝心の温泉の話に移りたいと思います。
大東館の湯船構成は、内湯一つに露天風呂(屋外風呂)一つの構成。
男女が日で入れ替わるため、四種の風呂が楽しめるという感じです。
野外風呂のみ浴槽の小ささが気になる感じ(2〜3人も入れば目一杯)で、内風呂ではパーソナルスペースを考慮して堂のと言う話になることは無さそう。

湯は無色透明だけど、鼻を近付けるまでもなく硫黄の匂いが感じ取れるレベル。
酸性泉でぶっちゃけ成分の総含有量はそんなでもないんだけど、何よりも湯が新鮮なのが良い。
ぬるぬる感があるのは、酸で身体が溶けているからですかね……?
なにせph2.2で、一円玉を一週間、五寸釘を10日で溶かすらしいですからね!
尤も、これらを上回るph1.6〜1.9を誇る北海道の川湯温泉どうすんだって感じですが、どちらも恋の病には効かないようです。
ちなみに、嘘か本当か知らないけど恋の病を治したけれど、遠く三重は榊原温泉の効能が期待できるらしいですよ!

話が逸れましたが含有量の多い成分で特筆するべきところは、水素イオン(8.92mg/1kg:参考)、鉄イオン(16.3mg/1kg:参考)、フッ素イオン(12.2mg/1kg:参考)、メタケイ酸(250mg/1kg:参考)、メタホウ酸(9.58mg/1kg:参考)といった感じ。特に、水素イオンの8.92mg/1kg(参考)とメタケイ酸の250mg/1kg(参考)はかなりのものだと思います。

鉄イオンの含有量も高いのでphと合わせて殺菌作用が期待でき、250mg/1kg(参考)を誇るメタケイ酸・フッ素イオン・メタホウ酸の効能に大いに期待する、と。
さすがに名湯百選なだけはあります。

何よりも、活気に包まれた温泉郷はただただ散策していても楽しいし、活気があるからこその土産屋の活況も良い。
目玉の湯畑にしても圧巻で、話の種に持って来い。
一度と言わず、何度も来たい温泉郷として人気なのも十分理解できます。

最後に、他の旅館やホテルでも食しているが上州牛がかなり良い味付けしてたと思う。
神戸牛とかのようにあまり「噛まずに溶ける脂身が〜」という感じが好きではないというのがあり、そもそも食感として飛騨牛とか上州牛とかが好きというのも多分にあるかも知れないが、かなり美味しかったです。
食事のことには滅多に触れないのに、敢えて触れていることからも解ると思いますが、オススメです。


【三行】
 ・湯畑から一番近い宿を称するだけはあり、客室からも湯畑の様子が窺える。
 ・湯畑源泉を堪能できる草津唯一の宿。
 ・草津温泉が掲げる泉質主義を、湯畑からの新鮮な源泉を注ぎ入れることで体現してる宿の一つだと思います。




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暫定