グリーンホテル(三重県)




■グリーンホテル(湯の山温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年09月
 ・住所 : 三重県三重郡菰野町千草7054-173(参考)
 ・電話番号 : 059-392-3111(参考)
 ・営業時間 : 午前10時〜午後6時30分(午後7時30分退館:日帰り時)(参考)
 ・泉質 : アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.6(新湯の山温泉3号泉)/8.5(新湯の山温泉4号泉)
 ・湯温 : 45.9℃(新湯の山温泉3号泉)/39.1℃(新湯の山温泉4号泉)
 ・TAG : <名湯百選> <アルカリ性> <低張性> <飲泉可能>
 ・HP(参考) : 湯の山温泉 湯元 グリーンホテル 【公式ホームページ】

グリーンホテル(湯の山温泉)


【寸感】
三重県は湯の山温泉郷に属する源泉掛け流しのホテル、グリーンホテルです。
AQUA×IGNIS(アクアイグニス) 片岡温泉から10kmぐらいしか離れていないので、AQUA×IGNIS(アクアイグニス) 片岡温泉の混雑具合に辟易したら、日帰り利用するというのも十分有りでしょう。
尤も、AQUA×IGNIS(アクアイグニス) 片岡温泉のように24:00までWelcomeという懐の深さはありませんが。

施設は綺麗で清潔感があり、サービス・アメニティ面でも全く不満はないレベルです。
朝晩ともに食事も悪くはないが、言っても価格に対してお得感があるとかそういった点は特にありません。
平均値はクリアしているレベルと思っていた方が良いでしょうかね。

肝心の泉質面に移りますが、まずは浴槽としては内風呂二つに露天風呂が二つの構成です。
内風呂・露天風呂ともに大きさに不足はなく、どちらも軽く10人以上をパーソナルスペースを考慮しても問題なく収容可能です。
特に大露天風呂「なごみの湯」は開放感たっぷりであり、庭園として四季を楽しませる作りを達成していると感じます。
源泉二つで640L/分を誇る湧出量があるため、内風呂・露天風呂ともに掛け流しを維持できるんでしょうねぇ。

浴感には微かなぬるぬる感があるが、これはマグネシウムイオン(ほぼなし)・カルシウムイオン(3.6mg/1kg:参考 4.1mg/1kg:参考)がほとんど含まれていないことに加えて、ナトリウムイオン(155.7mg/1kg:参考 183.7mg/1kg:参考)・炭酸水素イオン(208.7mg/1kg:参考 427.6mg/1kg:参考)がそれなのに含まれていて、且つアルカリ泉質だから故のものだろう。

ちなみに、メタケイ酸(34.3mg/1kg:参考 31.3mg/1kg:参考)・メタホウ酸(7.8mg/1kg:参考 6.4mg/1kg:参考)の量も決して多いとは言えないため、HP上で謳われている「肌を綺麗にするなど美容上の効果がある」という部分は「その傾向にありますよ」ぐらいのものと考えた方がよさそう。
尤も、メタホウ酸とフッ素イオン含有量的には療養泉の基準を満たしているので、美人湯傾向にあるのは間違いない。

気になった点は源泉が飲泉できるのだけど「フッ素の含有量が多いため一日の摂取量はコップ二杯までにして下さい」という記載があった点。
ちなみに、フッ素イオン含有量はそれぞれ4.5mg/1kg(参考)と2.4mg/1kg(参考)であり、食事等等でのフッ素摂取量も考慮しての記載なのかも知れないが、ほぼ同量かそれ以上のフッ素イオンを含有(4.8mg/1kg:参考)しており同じく飲泉可能な和歌山県は龍神温泉ではその手の記載が一切無かった。

湯の山温泉が神経質なのか、龍神温泉が大雑把なのか、細けぇことはいいんだよ気質なのか……。
どちらも名湯百選なんだけど、この違い。
まー、龍神温泉の寸感でも触れるけど、黒瀬的には後者のような気がしないでもない。

湯は無色透明で無臭。
飲泉でも、取り立てて飲み難いといったような面はなく、成分たっぷりの湧水を口にしているような印象。
フッ素摂取量の目安は体重1kg辺り0.025mgが許容量なので、60kgの人間で1.5mgとなり二杯の目安はあまり気にする必要も無さそう。

せっかくの源泉掛け流しだけど泉質面で魅せるという寄りかは、どちらかというと野外施設に本格的なテニスコートなどを用意していたりするので、近隣のゴルフ場利用客等なんかを見込んでという側面が強い温泉郷なのかも知れません。

最後に、wi-fi利用は1Fロビーでのみ可能で、客室では利用は出来ません。


【三行】
 ・野外施設に本格的なテニスコートを持つ。
 ・飲泉に対して「フッ素の含有量が多いため一日の摂取量はコップ二杯までにして下さい」の記載がある。
 ・AQUA×IGNIS(アクアイグニス) 片岡温泉から10kmちょいちょいしか離れていない。




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