■極上美肌湯と里山懐石の宿 四万温泉 豊島屋(四万温泉)
・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
・訪問時期 : 2015年09月
・住所 : 群馬県吾妻郡中之条町四万3887(参考)
・電話番号 : 0279-64-2134(参考)
・営業時間 : −(参考)
・泉質 : ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
・PH値 : 7.6
・湯温 : 58.9℃
・TAG : <名湯百選> <源泉掛け流し> <低張性> <弱アルカリ性> <飲泉可能>
・HP(参考) : 四万温泉・群馬の温泉宿なら豊島屋【公式ホームページ】
【寸感】
群馬の名湯百選が一つ、四万温泉の豊島屋です。
正直、湯河原温泉「源泉かけ流しの宿 オーベルジュ 湯楽」と良く似た泉質。
飲泉可能と成分面で湯河原温泉「源泉かけ流しの宿 オーベルジュ 湯楽」を上位置換するようなイメージだけど、アクセスのし易さとか周辺観光地の有無とか施設面とかでは僅かに劣っている感じ。
尤も、清潔感等がないのかといえばそんなことはなく、間違いなく平均値は上回っております。
サービス・アメニティ面でもそれは同様で「ちょっと……」と不満に思うようなことはないレベルは達成しております。
あくまで泉質面で引き合いに出しただけです、はい。
そんなこんなで、肝心の泉質はメタケイ酸(103mg/1kg:参考)・メタホウ酸(83.1mg/1kg:参考)がそれぞれ療養泉規定値超え。
ナトリウムイオン(297mg/1kg:参考)とカルシウムイオン(116mg/1kg:参考)の含有量が若干多く、総成分が1000mg/1kgちょいちょいというのも同等。
四万温泉 豊島屋の方が遊離二酸化炭素やヒ素の成分が含まれているとか細かな違いは色々あるんだけど、効能や浴感といった部分は非常に似通っていると言えます。
美人湯泉質でない部分も同様です。
pH値の差で弱アルカリ・アルカリの区分の違いが生じていますが、含有成分の関係で浴感に大差はないというのが正直なところです。
飲泉は、専用の飲泉場があり、ことさら取り立てる苦味や後味があるという感じではありません。
ちなみに浴槽の構成は、内湯が熱めと温めの二つ構成で、露天風呂が一つ。
尤も熱めと温めで分けるなら、温めはもっと温度を下げてもいいと思いました。
どっちも十分熱めで行ける温度です、真面目な話。
これは露天風呂も一緒で、せっかく長湯向けの泉質なのに火照った身体を冷ます休憩可能なアイテム(ベンチとか)が浴場にないのが勿体ないと思わせられます。
浴槽は露天風呂が一番大きく、パーソナルスペースを考慮しても4〜5人は一度に入浴可能。
内風呂も二つの浴槽に分かれることを考慮すれば、もうちょい行けるでしょう。
ともあれ、宿の大きさ的にも全てが埋まって窮屈感を感じることは無さそう。
なお、露天風呂は渓流に面していて、紅葉の時期に訪れたならばさぞかし「素晴らしい光景が堪能できるんだろうな」と思わせられる立地条件です。
川のせせらぎを効きながら、露天風呂で日頃の毒素を抜き疲労を癒すというのが良いんじゃないでしょうか。
前情報ではここに「打たせ湯がある」となっていたんだけど、打たせ湯がなかった(修理中?)。
凄い楽しみにしていたのに!
凄い楽しみにしていたのに!(大事なことなんで二回言いました!)
源泉掛け流しの打たせ湯なんて凄い楽しみにしてたのに!
いや、ホントここだけはがっくしでしたぜ。仕方がないから、愛知県は蟹江町の尾張温泉東海センターに足を運んで源泉掛け流しの打たせ湯を堪能してやるぜ!
最後に、泉質とかとは全く関係ないんだけれども、気になったので。
従業員が何かやらかしたのか凄い怒られてたんだけど、もうちょっと声量というか場所を考えて怒った方がいいかと。
「関係者以外お断り」のドアの向こう側からこれでもかって程に怒鳴り声が廊下に響き渡っていましたぜ……。
こんな群馬くんだりまで来て、(自分には全く関係ないとはいえ)人が怒鳴り散らされてるのを見たり聞いたりするのはちょっとねー。
【三行】
・紅葉の時期に訪れると、渓流のせせらぎと相俟って素晴らしい入浴体験が出来るんじゃないでしょうか。
・飲泉可能ですが特別印象に残る味とかはありません、フッ素イオンの含有量も微々たるものなのでその気になれば何杯でもおかわり行けます。
・打たせ湯がありませんでした(TT)。