多彩な湯めぐり四季の幸を愛でる宿 湯元館(滋賀県)




■多彩な湯めぐり四季の幸を愛でる宿 湯元館(おごと温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年09月
 ・住所 : 滋賀県大津市苗鹿2−30−7(参考)
 ・電話番号 : 077-579-1111(参考)
 ・営業時間 : 不明(参考)
 ・泉質 : アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 9.0
 ・湯温 : 30.1℃
 ・TAG : <アルカリ性> <低張性>
 ・HP(参考) : おごと(雄琴)温泉 湯元舘【公式HP】滋賀県・琵琶湖畔の温泉旅館

多彩な湯めぐり四季の幸を愛でる宿 湯元館(おごと温泉)


多彩な湯めぐり四季の幸を愛でる宿 湯元館(おごと温泉)_月心亭湯船


【寸感】
伝教大師の開湯以来、1200年の歴史を持つ雄琴温泉は琵琶湖の畔に位置する宿、湯元館。
雄琴温泉は共同泉なので、基本的な浴感は「暖灯館 きくのや」に準じる形になります。
ただ、湯元館の方が消毒度合いが酷い感じです……。
この辺りは、宿・ホテル毎の基準を持ってやっているんでしょうが「湯元」を名乗っている方が酷いとはちょっと頂けませんねー。

サービス・食事と言った面での高級路線も一緒です。
違いの部分は、湯元館の方が宿のあちらこちらに浴場を設けて湯巡りを堪能させてくれる点が大きいですかね。
今回、黒瀬が湯元館をチョイスしていた理由も「温泉に浸りつつ、近江牛を堪能したい」という要望に応えるためで、そこまで泉質重視ではなかったからです。

言っちゃ悪いけど、泉質重視という点では雄琴温泉のチョイスはちと辛い。
湯本館でいうと、最上階に設けられた展望露天風呂もせっかく景気が良いのに塩素消毒臭ばっちりだし「泉質重要視!」という人を連れてくるには向いているとは言い難い。

ただ、以外だったのは温泉檜風呂付き客室のある「月心亭」で塩素消毒臭のない源泉を堪能できたこと。
(※月心亭の檜風呂は写真の通りです)
湯船は小さいものの、大浴場の湯に浸る寄りかはよっぽど雄琴温泉の湯質を堪能できます。

とはいえ、比率的にナトリウムイオン(89.2mg/1kg:参考)と炭酸水素イオン(137.4mg/1kg:参考)の含有量が多く、フッ素イオン(18.7mg/1kg:参考)の含有量に秀でる以外は取り立てた点のない湯です。
メタケイ酸(29.1mg/1kg:参考)・メタホウ酸(1.7mg/1kg:参考)の量も、療養泉基準値に達しておらず、「暖灯館 きくのや」の寸感でも触れたように、わざわざ足を運ぶ理由に乏しいと言うのが正直なところです。

近江牛と合わせて、もしくは観光地巡りと合わせて、始めて生きる温泉郷というイメージですねー。

話は変わるが、これぐらいのフッ素イオン含有量になってきて始めて飲泉で一日のフッ素摂取量を気にしないとならないレベルですよね。
雄琴温泉は飲泉できないけれど。


【三行】
 ・泉質重視のスタンスから厳しめに評価すると、消毒有りの共同泉利用で雄琴温泉をわざわざ選ぶ理由がない。
 ・「温泉と近江牛を堪能したい!」「琵琶湖畔の観光地を堪能したい!」という理由ならば、足を運んでみるのも良いんじゃないでしょうか。
 ・それでも湯元館で泉質を堪能したいのなら、温泉檜風呂付き客室のある「月心亭」をチョイスすると良い。




名湯放蕩録トップページに戻る


深守総合案内所トップページに戻る

暫定