赤目温泉 隠れの湯 対泉閣(三重県)




■赤目温泉 隠れの湯 対泉閣(赤目温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年09月
 ・住所 : 三重県名張市赤目町長坂682(参考)
 ・電話番号 : 0595-63-1126(参考)
 ・営業時間 : 平日10:30〜19:00、休前日・休日10:30〜16:00(日帰り時、参考)
 ・泉質 : アルカリ単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)
 ・PH値 : 10.4
 ・湯温 : 10.8℃
 ・TAG : <アルカリ性> <低張性>
 ・HP(参考) : 赤目温泉 隠れの湯 対泉閣

赤目温泉 隠れの湯 対泉閣(赤目温泉)


【寸感】
名水百選「赤目四十八滝」こと、伊賀忍者修行の地から徒歩五分にある三つ星ホテル「隠れの湯 対泉閣」です。
地底1000mより噴出したアルカリ単純温泉で、日本療養温泉規定にも認められた良質温泉との謳い文句ですが、泉質重視の面から寸感を述べさせて頂けるのならば「pHが高いだけの強アルカリ泉で、泉質的には単純塩泉と相違ない」と言わざるを得ない感じ。

尤も、料理・清潔感・アメニティ等等は全体的に平均を上回るレベルで、さすが「三つ星ホテル」というのを感じさせてくれます。

ただ、肝心の泉質部分ではわざわざ足を運ぶ理由に欠くレベルと言わざるを得ない。
もちろん観光のついでに利用するとかならば、十二分に訪れる価値のあるホテルだろうけれど。

温泉は離れの露天風呂に、内湯という構成。
離れとわざわざ記した通り、内湯から露天風呂は直結しておらず、服を着直すなどして移動が必要となる。
まー、福島県の「やすらぎの宿 桂祇荘」等等、こういう作りも多く存在するパターンなので若干の手間があるという程度ですけどー。
内湯に比べると露天風呂が若干小さい(それでもパーソナルスペースを考慮しても5〜6人は一度に浸れる)が、窮屈さを感じることはないだろう。
黒瀬的なプラス要素は「打たせ湯」があることかな!

泉質面は温泉成分統計の490mg/1kg(参考)の中に、ナトリウムイオン(168.8mg/1kg:参考)と炭酸水素イオン(107.4mg/1kg:参考)/炭酸イオン(162.6mg/1kg:参考)が比率上多めに含まれているものの、ぬるぬる感を醸し出すほどの濃度はなく、pH値10.4を誇る強アルカリ泉の割には至って普通の浴感。

露天風呂はかなりのぬるま湯で長時間浸るのに向いていますが、黒瀬的には打たせ湯のある内湯の方が魅力的を感じたこともあり、余り長時間浸る魅力を見出せなかった。
立てて加えて、内湯の方には給水器などがあるが、露天風呂の方は簡素な脱衣所と洗面施設だけでクールダウンや休憩という面でも、露天風呂の取って付けた感が際立った印象。

ちなみに、内湯・露天風呂共に湯は無色透明で無臭。
飲泉は不可のため、味は確認しておりません。

赤目温泉は泉質として「美肌効果の高さ」を謳っていますが、湯の山温泉「グリーンホテル」でも記したように「そういう傾向にありますよ」ぐらいの認識の方が間違いないでしょう。
メタケイ酸(30.1mg/1kg:参考)・メタホウ酸(1.1mg/1kg:参考)の含有量も特筆するレベルではなく、療養泉の値を満たしているわけでもない。
炭酸イオンの含有量が多い、どこにでもある美人湯傾向の泉質。


【三行】
 ・平成の名水百選「赤目四十八滝」まで徒歩五分、往復四時間歩いてゆっくり温泉に浸るのも良いんじゃないでしょうか。
 ・地味に「三つ星ホテル」
 ・pH値10.4を誇る強アルカリ泉……だけど、浴感は単純塩泉と相違ないレベル。




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