おおみや旅館(山形県)




■おおみや旅館(蔵王温泉)

 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年08月
 ・住所 : 山形県山形市蔵王温泉46(参考)
 ・電話番号 : 023-694-2112(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(酸性低張性高温泉)
 ・PH値 : 1.9
 ・湯温 : 52℃
 ・TAG : <源泉掛け流し> <低張性> <酸性>
 ・HP(参考) : 山形県 蔵王温泉 かけ流しの旅館|蔵王おおみや旅館

蔵王おおみや旅館


【寸感】
開湯西暦110年、山形県は蔵王のお膝元に位置する多賀由温泉(または高湯温泉)・おおみや旅館です。
日本武尊の東征の従者である吉備多賀由により発見されたとある日本最古の温泉地であり、現代ではスキーと樹氷が有名な冬の観光地でもあります。

泉質の話に入る前に、旅館内部の凝ったモダンテイストの美しさに触れておきます。
群馬県は伊香保温泉「橋本ホテル」でもモダンテイストの美しさに癒されましたが、おおみや旅館もレトロさを残しながら随所にモダンの配置を綺麗に鏤めています(公式HPで見れます)。
普段からモダンテイストライクな住居で生活している方ならともかく、普段と違った空間のテイストに触れることで「ああ、旅をしているんだな」と感じるのも良いものですぜ。

さて、肝心の温泉の話に移りたいと思います。
まず注意書きに「泉質上、熱く感じるので必ずかけ湯をしてください」と記載があるんですが、はっきり言って源泉露天風呂は掛け湯云々・泉質云々の話ではなく熱くて入っていられないレベルでした。
仕方なく黒瀬が内湯に浸っている間に、かなりの人数の方々が露天風呂にチャレンジしに行きましたが誰一人まともに浸った人は居ませんでしたってレベルです。

それでも地元民は浸れる温度らしいですが、山形蔵王の地元民はレベルが違ったね。

群馬県は草津温泉、静岡県は川根温泉、後は愛知県はごんぎつねの湯の源泉等等の所謂「熱い」と言われる温泉群よりも遥かに熱く感じました。
というか、だから、文字通り「入っていられない」レベルね。
「熱湯風呂こそが正義!」という方はぜひとも堪能してみて下さい。

ちなみに(長時間浸っているのはほぼ不可能だと思われるので、あまり意味はないと思うが)露天風呂のサイズは小さく2〜3も入れば目一杯のサイズです。

内風呂もかなりの高温(露天風呂よりは遥かにマシだが、それでも42℃オーバーはあると思われる)で、正直「夏場に足を運ぶ場所じゃないな……」と思いつつ、源泉掛け流しの名湯を堪能しましたぜ。
内風呂の構成は二つの浴槽からなっており、それぞれ2〜3人でパーソナルスペースを考慮すると一杯一杯な感じです。
全浴槽が源泉掛け流しであり、泉質は強酸性硫黄泉。
匂いは硫黄臭があり、色は白く濁りがあります。
濁りは湯船の底を確認することができないレベル。

ちなみに、皮膚病に効くことから「子供が丈夫に育つお湯」と呼ばれているとのことですが、それよりも強酸泉で服が痛むということの方に目が行きました。
肌を白く滑らかにする効果で「美肌の湯」とありますが、この辺りは北海道の川湯温泉と同じ感覚なんでしょうね。

泉質的にも温度的にも長時間入っていることが出来ないため、複数回に分けて入浴するのがベストでしょう。

最後に、フロントロビーから湯上がりの休憩所に掛けて無料wi-fiが使用可能です。

取り敢えず、お盆の時期に黒瀬が自身で体感した経験から言うと★6とします。
冬場に行くとまた違った見方ができるのかも知れませんが……。
機会があれば、再度浸りに行きたいと思います。

まぁ、秋田にはちるるんも居るし、山形は通年通して訪問する機会はありますしね……。


【三行】
 ・2015年08月訪問結果からのみ書き記すなら、露天風呂が熱過ぎて堪能できるできないのレベルじゃない。
 ・旅館内部の凝ったモダンテイストが美しいです。
 ・泉質的(強酸泉)にも温度的(52℃掛け流し)にも長時間入っていることが困難なため、複数回に分けて入浴するのがベストでしょう。




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