橋本ホテル(群馬県)




■橋本ホテル(伊香保温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年08月
 ・住所 : 群馬県渋川市伊香保町586−2(参考)
 ・電話番号 : 0279-72-2035(参考)
 ・営業時間 : −(参考)
 ・泉質 : 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(弱酸性低張性高温泉)
 ・PH値 : 5.9
 ・湯温 : 41℃
 ・TAG : <名湯百選> <源泉掛け流し> <低張性> <弱酸性> <飲泉可能>
 ・HP(参考) : 橋本ホテル(伊香保温泉)

橋本ホテル(全体)


橋本ホテル(玄関)



【寸感】
群馬県は伊香保温泉郷にある源泉湯本のホテルです。
34℃(?)の源泉を味わうことの出来る飲泉所と、午後六時まで利用できる源泉露天風呂(別途徒歩で移動)が近隣にあり、泉質的には浸って良し・口にして良しの名湯です。

伊香保温泉郷としても巨大な温泉街を形成しており、旅館の食事以外でも食べるところに困らず、飲み屋も有り・温泉街特有のスナック有り、且つ散歩がてらに伊香保神社を散策することまでできる、至れり尽くせりの温泉街だと言えるでしょうか。
この辺り、山形の蔵王温泉や岐阜の下呂温泉も似た感じですが、蔵王と比較するば規模で勝り、下呂と比較すると散策可能な場所の密度で勝る感じですかね。
言っちゃあれだけど、下呂温泉って良くも悪くも土産屋しかないじゃないですか。
(黒瀬の勝手な、……でもないけど、個人的なイメージです。但し、土産屋は豊富で規模もでかいが……)

さて、話が逸れ気味なので泉質へと話を移します。
橋本ホテルの湯船は二つ。
一つは完全源泉掛け流しの内風呂、もう一つは水道水での循環消毒有りの露天風呂です。
内風呂は大きさも必要十分でパーソナルスペースを考えても7〜8人は入浴可能。
露天風呂は3〜4人程度でも狭さを感じず、堪能できるんじゃないでしょうか。

源泉を手に掬って鼻に近づけるまでもなく、芳醇な鉄分の匂いが感じられる茶褐色の源泉を掛け流した内風呂は正に至福です。
温度が41℃であり、夏場でも長く浸かっていられるぬるま湯で「名湯百選は伊達じゃないな」というのを文字通り肌で味わうことが出来ます。
尤も、露天風呂の方は「水道水での循環・殺菌消毒」とある通り、色が無色透明になっており匂いも感じられないレベルになってしまっています。

残念で仕方がありません!

午後六時まで利用できる源泉露天風呂がすぐ近くにあるため、露天で源泉を心ゆくまで味わいたいという目的があれば、わざわざ450円支払ってこの源泉露天風呂へ足を運ぶのも良いのかも知れません(午後六時までしか利用できないけど!)。

露天風呂も源泉掛け流しで行ってくれれば「24時間いつでも入れて言うこと無しだったのに!」という思いで一杯です。
残念で仕方がありません!!
大事なことなので二回(ry……

なお、飲泉所で口に含んだ源泉は、久しぶりに「おお、まずい!」と率直に言える味でした。
三重のまろき湯の宿 湯元榊原舘の源泉がそこに一歩足を踏み込んでいるけれど、黒瀬としては「ひめしゃがの湯(岐阜県)」以来です。
鉄分を豊富に含んでいることがもろ影響しているようで、ファーストインパクトで苦味が口に広がります。
その一方で、酸味等はほぼなく、非常に後味が悪く感じます。
というか、良薬口に苦しというけれど、進んで飲み進められる味ではないかと思います。

最後に、施設全体として時代を感じさせるものの、部屋はモダンな感じでまとまっていますが鄙びた古臭い感じは否めないと思います。
アメニティはお世辞にも「良いね!」ボタンを押せるレベルではないですが、普通レベルは達成しているかと。
食事の方は「値段の割に……」と言わざるを得ないかな、平均値には達していないと言わざるを得ない。
黒瀬のように最重要視するものが「源泉」ならば、そんなに思うところはないかも知れないが、同じぐらい食事等等も重要視するという人はもうちょっと伊香保温泉郷で適した宿があるのかも知れない、とも思います。

総括して、露天風呂に尽きます。
露天風呂さえ源泉掛け流しなら、オススメ度の★を+1しても良いかなと思える温泉郷です。
(※前述したが、あくまで泉質最重要視派の意見です)


【三行】
 ・15:00ぐらいにチェックインしてぶらりと365段の石段から構成される温泉郷や伊香保神社を散策し、心の休息を得るのも良いんじゃないでしょうか?
 ・41℃で鉄分豊富な茶褐色のぬるま湯・源泉に長時間浸るの至福です。なお、飲泉も可能ですが味は保証できません。
 ・「水道水での循環・殺菌消毒」の露天風呂だけが残念。




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