暖灯館 きくのや(滋賀県)




■暖灯館 きくのや(おごと温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年07月
 ・住所 : 滋賀県大津市 雄琴6丁目1-29(参考)
 ・電話番号 : 077-578-1281(参考)
 ・営業時間 : 日帰りプランあり(参考)
 ・泉質 : アルカリ性単純泉(低張性弱アルカリ性温泉)
 ・PH値 : 8.6
 ・湯温 : 30.0℃
 ・TAG : <低張性> <アルカリ性>
 ・HP(参考) : 【公式】暖灯館きくのや おごと温泉 - 暖かな灯りとおもてなしのびわ湖畔の宿

暖灯館 きくのや(全体)


暖灯館 きくのや(玄関)



【寸感】
伝教大師の開湯以来、1200年の歴史を持つ雄琴温泉は、琵琶湖の畔に位置するペット同伴可の旅館。
1200年の歴史と言われても、正直滋賀県って名だたる温泉地が少ないですよね。

おっと、話が逸れたぜ!

暖灯館 きくのや。
接客(おもてなし)、食事・部屋の清潔度や高級感含め、かなりハイレベルです。

雄琴温泉郷自体が(少なくとも黒瀬は)高級路線で攻めているように感じられる中、暖灯館きくのやは実際に高級感が伴っていますが、肝心の温泉が消毒有りの共同泉利用で、泉質最重要視の人達から見るとここだけがそのプレミアム性が足りないと感じられる部分。
尤も、これは雄琴温泉郷全体に言えることだけど。
そもそも湯本そのものも完全自家源泉の掛け流しとかではなく、共同泉(混合、且つ消毒有り)利用ですよね……?

黒瀬の個人的な寸感を述べさせて貰えるならば、訪問先が決まっていない状態で、泉質最重要視で、雄琴温泉をわざわざ選ぶ理由はないかと思います。
泉質最重要視で同価格を出せるならば「もっと……」というところが正直なところです。

ただ「温泉と近江牛を堪能したい!」「琵琶湖畔の観光地を堪能したい!」という名目ならば、十分訪問し堪能する価値があります。
泉質が最重要という人達以外には、あらゆる点で平均値を超えるハイレベルを達成していると言えますし。
特に、提供される近江牛は(A5ランクでなくとも)「さすが」と舌鼓を打てます。

ちなみに内風呂・露天風呂がそれぞれ浴槽一つずつ。
内風呂は7〜8人、露天風呂は4〜5人がパーソナルスペースを考慮して狭さを感じず寛げるサイズです。

泉質に話を移すと、微かに琥珀色掛かった透明の湯で、香りはありません。
塩素の匂い等も感じられないので、消毒有りとは言え上手くやっている方だと思います。

ちなみに、pH8.6のアルカリ性美人湯の泉質ですが、ぬるぬる感等は体感できないレベルかと思います。
浴感は肌に優しい湯あたりで、且つぬるま湯なので夏場でもゆっくりと浸ることができるかと思います。

最後に、日帰りプランもあるにはあるが、九時間滞在可能で二食付きとはいえ、お値段が10500〜なので一泊した方があらゆる面でお得かと思います。


【三行】
 ・泉質重視のスタンスから厳しめに評価すると、消毒有りの共同泉利用で雄琴温泉をわざわざ選ぶ理由がない。
 ・「温泉と近江牛を堪能したい!」「琵琶湖畔の観光地を堪能したい!」という理由ならば、足を運んでみるのも良いんじゃないでしょうか。
 ・ペット同伴可。




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