毒沢鉱泉 宮乃湯(長野県)




■毒沢鉱泉 宮乃湯(下諏訪温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★☆☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年06月
 ・住所 : 長野県諏訪郡下諏訪町星が丘1877(参考)
 ・電話番号 : 0266-28-3888(参考)
 ・営業時間 : 日帰り入浴可能、時間不詳(参考)
 ・泉質 : 鉄(U)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉(酸性低張性冷鉱泉)
 ・PH値 : 2.6
 ・湯温 : 4.2℃
 ・TAG : <日帰り入浴> <飲泉可能> <低張性> <酸性>
 ・HP(参考) : 毒沢鉱泉 宮乃湯

宮乃湯(毒沢鉱泉)(全体)



【寸感】
三つある毒沢鉱泉の旅館の一つ。
一番高所に位置する神乃湯、沢乃湯と来て、一番低所に位置する宮乃湯です。

夏場の暑さを凌ぐならば「冷泉ですよね!」ということで、有名所の一つ毒沢鉱泉にさくっと足を伸ばしました。

湯温が4.2℃であるため加温は止むなしとしても、正直、加水・循環濾過・消毒有りのコンボが決まっているため、遠方から来ていてそうそう毒沢鉱泉を訪問なんて出来ないという方は、源泉掛け流し槽を堪能できる神乃湯の方が良いかもしれない。
後は「容易に訪問可能か?」と、混み具合などで判断するのが良いんじゃないでしょうか。

かろうじて塩素臭はしないけど、温泉に浸っているという感覚は薄い。
湯の色は茶褐色と言うよりも琥珀色で、ホテル鷺の湯よりも「まさに琥珀色じゃん!」と黒瀬は感じました。

ちなみに、宮乃湯は浴槽が三つあり、内二つは加温で40℃程度のぬるま湯となっていて、残り一つが水風呂、もとい冷泉を堪能できる浴槽です。
浴槽はどれも小さく、二〜三人も入れば一杯一杯になる大きさであり、その中でも冷泉を堪能できる浴槽は一人で限界でしょう。
尤も、冷泉槽は夏場でも浸っていると身体の芯から冷却される温度であり、とてもじゃないが長時間入っていることは困難なので、風呂場のキャパシティ的には釣り合いが取れているのかも知れない。

限界まで冷泉で冷却されて、ぬるま湯に浸る心地よさはまさに格別。
冬場は全く持ってオススメ出来ませんが、夏の暑さを忘却の彼方に追いやることは可能ですぜ。

ちなみに、飲泉可能なのでさくっと行きましたが「かりんを絞って水で薄めたものだよ」と言われて、源泉をなみなみコップに注がれて渡されたら間違いなく信じるレベルです。
かりんの酸味にそっくりで「旨い」といって飲み進められそうですが、かりんに見立てて飲み進めると宜しくないことになるんだろうなぁと感じます。

匂いの方は、口に含もうとした時点で鉄分の匂いが鼻を突いてくるレベルです。
ただ、匂いの強烈さという観点から見ると、同じ含鉄泉でももっと上が居るので特筆するレベルでは無い気がしますが、慣れてない人に取っては「うっ」と来るかも知れません。


【三行】
 ・源泉を口に含むと「かりんを薄めた味」がします、ぜひ飲泉してみることをオススメします。
 ・冷泉なので冬場はオススメしませんし、春口・秋口も冷える時期はちょっと辛いではないでしょうか。
 ・海やプールも良いけど「冷泉もね!」というには、ちょっと風呂場の人数キャパシティが苦しいか。




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暫定