鳴子湯乃里 幸雲閣 別館(宮城県)




■鳴子湯乃里 幸雲閣 別館(鳴子温泉郷)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆ (夏場だと★マイナス一つかも)
 ・訪問時期 : 2015年04月
 ・住所 : 宮城県大崎市鳴子温泉車湯17(参考)
 ・電話番号 : 0229-82-2277(参考)
 ・営業時間 : 日帰り・デイユースプランも有り(参考)
 ・泉質 : ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩-硫酸塩泉(旧泉質名:含塩化土類・石膏-重曹泉):芒硝泉
 ・PH値 : 7.2
 ・湯温 : 81℃
 ・TAG : <東北三名湯> <名湯百選> <源泉掛け流し>
 ・HP(参考) : 鳴子湯乃里 幸雲閣

鳴子湯乃里 幸雲閣(鳴子温泉郷)


【寸感】
古から伝わる「東北三名湯」として飯坂温泉、秋保温泉と並び称された鳴子温泉郷。
その中の中核をなす鳴子温泉で、230年もの歴史を持つ「鳴子湯乃里幸雲閣」です。
 ※建物を映したもっと良い写真を撮影した筈だったのだが、ぼけてあかん感じになってましたorz

ちなみに、別館に限らず本館に宿泊した場合でも、泉質の異なる本館・別館、そして大露天風呂「鳴子百畳露天風呂」へと入浴することが可能。

但し、どの浴槽もとにかく源泉掛け流しで、良い感じの熱量を持った源泉が流し注ぎ込まれているので、夏場はなかなか「気持ちいいぜ」なんて言ってられる温度ではないかも知れない。

特に、大露天風呂「鳴子百畳露天風呂」は訪問時期が四月だったのにも関わらず「比較的ぬるい(番台のおばちゃん曰く)」と言われている区画(源泉が流し込まれている場所から遠い位置)でも、熱湯好き以外は間違いなく「熱い!」と感じる温度でした。
下手すると「ぬるい」と言われている場所ですら、愛知県は「ごんぎつねの湯」の源泉に浸っているかのような感じです。
具体的に書くと「40℃超えてるんじゃねぇ?」っていう感じ。
後から入ってくる人入ってくる人、とかく第一声が「熱ッ!」だったのには変な笑いが出たぐらいです。

日本にある天然温泉の泉質11種のうち、鳴子温泉だけで8種が揃うので、もう東北地方は「鳴子温泉だけでいいんじゃねぇ?」みたいな感覚もあった黒瀬ですが、いやー、鳴子温泉に限った話じゃないけど東北の温泉はどれも熱過ぎるぐらい熱いっす。
例え、冬場だったとして、もうちょっとゆっくりと長く浸っていたいと思わさる温度ですよ、鳴子温泉。

ともあれ、別府温泉の如く様々な泉質をここ一つで楽しめるというのはかなり良い。
但し、観光・周辺施設の充実度とか様々な面から見た時、長期滞在して様々な泉質を存分に楽しむというのであれば黒瀬は別府温泉を推すかな。
愛知からのアクセスという点ではどちらもそう大差ない(別府は海越えが発生するが)けれど、鳴子温泉の周辺って山しかないんですものー。
 ※もちろん、騒々しさから離れて静けさの中でゆっくりしたいという目的の下であれば、鳴子温泉郷は素晴らしいと感じるでしょう。
そして、湯治に集中するっていう観点から見るならば、もちろん向いているのは鳴子温泉の方かも知れませぬ。

おっと、話が逸れたぜ。
それでは、鳴子湯乃里 幸雲閣としての泉質の話に移りたいと思います。

尤も、黒い湯花が舞う「車湯」もあり、にごり湯もあり、こうだと泉質を記するのが難しい温泉郷です。
前述した通り、第一印象は最もインパクトのでかい「熱い」という点なので、そこをメインに触れると「ぬるま湯好きには全く持ってオススメ出来ないぜ! フハハー」となる。
時間をおいて何度も入るということを視野に入れると、数泊するつもりで時間を取ってのんびりいきたい場所ではある。
鳴子湯乃里 幸雲閣一つ取っても、一度訪れて「堪能仕切った」となる温泉街ではないだろう。

それなりに東北(秋田)に行く機会があるので、何度も足を運ぶことにも問題はないのだが、秋田にも良い温泉があるんですよねー……。


【三行】
 ・熱い、とかく熱い温泉です(源泉の温度が80〜90℃で掛け流しなんだから、それもやむなしか)。
 ・鳴子湯乃里 幸雲閣 別館ということで「泉質」を記しているが、その気になれば鳴子温泉だけで8種の泉質の異なる温泉に入れる。
 ・ぬるま湯好きにはちょっとオススメ出来ない。




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