日本の宿 古窯(山形県)




■日本の宿 古窯(かみのやま温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ・訪問時期 : 2015年04月
 ・住所 : 山形県上山市葉山5-20(参考)
 ・電話番号 : 023-672-5454(参考)
 ・営業時間 : 日帰りプラン有(参考)
 ・泉質 : ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 8.0
 ・湯温 : 64℃
 ・TAG : <名湯百選> <源泉掛け流し(にすることも可能)>
 ・HP(参考) : 日本の宿 古窯

日本の宿 古窯(かみのやま温泉)


【寸感】
山形盆地の南に位置し、蔵王連峰を望むことのできるかみのやま温泉、中でも楽焼きを楽しむことの出来る宿です。
 ※日本酒放蕩録に貼り付けてある皿がまさに黒瀬作の楽焼きです。

既に「なぜに名湯のことを記載しなかった」と突っ込まれておりますがー、フィーリングが降ってこなかったんだから仕方が無いじゃない。

いきなり話が逸れるけど、絵心があるならば(無くても)楽焼き作りはかなり楽しいのでオススメです。
各著名人が制作した楽焼きがずらっと並ぶアトリエも見応え抜群で、一つ自分も書いてやろうかという気にさせてくれます。
オススメ度と言う観点から見ると、この楽焼き含む泉質面以外だけで★二つは取ってるかも知れないぐらい。

加えて言うと、料理・接客等、泉質以外のところで本当にしっかりとトップクラスを突っ走っていて「おもてなし」という言葉を強く印象付けられます。
「プロが選ぶ旅館百選TOP10」に選ばれ続けているだけはあります。

料理・接客・アメニティ・サービス面からの良さで「もう一度堪能したい」「何かあった際には利用させて貰いたい」と思せるレベルまで到達しているのはさすがです。
言っては何だけど、蔵王連邦を眺める壮大な景色と言ったところで、壮大さ・雄大さで言えば黒瀬は腐っても北海道民ですからね。
感心こそすれ、感嘆に心動かされるレベルではないです、正直なところ。
景色の素晴らしさ+泉質の良さの面から「ああ、もう一度訪れたい」と思わせた「忘帰洞」こと「ホテル浦島」とは、ある意味対を為す感じです。
 ※ホテル浦島の料理・接客が悪いと言うわけではなく、比較対象の比重を何処に置くかという話。

さて、かみのやま温泉。
肝心の温泉のことに触れたいと思いますが、何でも「鶴脛の湯」という別名を持ち、広範囲に十日町、新湯、高松、葉山、河崎、金瓶などの温泉を総称して言うそうです。
これだけ各所に散らばっていればその善し悪しはピンキリで、こと古窯について述べるのならば源泉掛け流し槽に入浴したければ、貸切風呂を予約するか、露天風呂付客室への宿泊が必要となります。

同額払えば、いくらでも掛け流しを堪能させてくれる旅館等がある中、この点はかなりのマイナス要素と言えるでしょうか。
それを打ち消して余りある魅力を持つとは言え、本気で「泉質を楽しむことしか興味がないぜ」っていう人に取っては歴然たるマイナス点でしょう。

湯は無色透明で飲泉不可。
匂いは「これだ」というものを特に感じられない。
尤も、これは黒瀬が源泉掛け流し槽に入浴できていない所為かも知れない。
次があったら、ここは源泉掛け流し槽に入ってみるしかないでしょうね!

浴槽の広さは、かなりの集客力のある旅館であり、且つ時期的にもかなりの宿泊客が居たが、パーソナルスペース的な狭さを感じるようなことはなかった。
8Fの展望大浴場も源泉掛け流しでないなら、特に取り立てて「広さ」に触れる必要性のない感じ。
 ※いくら広かろうが、ぶっちゃけた話、どうとでもなるわけだし。


【三行】
 ・泉質という観点で見ると、美人湯を謳う(メタケイ酸含有量76mg)がその為だけに「かみのやま温泉」をわざわざ遠方からの訪問でチョイスするかは疑問。
 ・但し、古窯は楽焼きの楽しさ含め、料理・接客等はさすが「プロが選ぶ旅館百選TOP10」と唸らせられるレベル。
 ・源泉掛け流し層に浸りたければ貸切風呂を予約するか、露天風呂付客室への宿泊が必要。




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