源泉かけ流しの宿 かめたに(石川県)




■源泉かけ流しの宿 かめたに(加賀・粟津温泉)
 ・黒瀬的オススメ度 : ★★★★★☆☆☆☆☆
 ・訪問時期 : 2015年04月
 ・住所 : 石川県小松市粟津町ワ-40(参考)
 ・電話番号 : 0761-65-1811(参考)
 ・営業時間 : 日帰り入浴可能、時間不詳(参考)
 ・泉質 : ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 ・PH値 : 7.7
 ・湯温 : 57.2℃
 ・効能 : 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ 、くじき、慢性消化器病、痔疾冷え性、疲労回復期、疲労回復、健康増進、動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
 ・TAG : <名湯百選> <飲泉可能> <低張性> <弱アルカリ性>
 ・HP(参考) : 北陸 石川県 加賀・粟津温泉旅館 源泉かけ流しの宿 かめたに 【公式サイト】

源泉かけ流しの宿 かめたに(加賀・粟津温泉)


源泉かけ流しの宿 かめたに(加賀・粟津温泉):暑中見舞い



【寸感】
名湯百選の内の一つで、石川県粟津温泉郷(片山津、山中、山代)に属する明治23年創業の温泉旅館。
まさか、一見さんに過ぎない黒瀬宛にも暑中見舞いを送付してくるとは……。
と言うことで、四月に訪問した「源泉かけ流しの宿 かめたに」の寸感を、多少修正した上で名湯放蕩録にも挙げておきたいと思います。

源泉かけ流しの宿 かめたに。
温泉街の中に位置する旅館だが、周辺に土産物を購入できるような施設はないです。
また、温泉街と記述したけれど、蔵王温泉や道後温泉、でかいところで言う下呂温泉・伊香保温泉のような趣があるとも言えないのが正直なところです。
景色の良さや、地域的に観光地へ足を運び易いなどといった要素も少ないため、本当の意味で湯治向きの場所だと言えるでしょうか。

温泉に視点を移すと、やっぱり露天風呂がないというの点は個人的にも、大半を占める露天風呂ラバーな人達に取っても大きなマイナス点と言わざるを得ないかなと思います。
また、内風呂の湯船も非常に小さいです。
それこそ五〜六人が足を伸ばして寛いで入浴すると言うには、パーソナルスペース的にストレスを感じる面積だと言えます。

源泉温度は53℃であり、やっぱり一番源泉を堪能できる季節は「冬」となるんじゃないでしょうか。
春先や秋口でも楽しめるでしょうが、内湯のみで取り立てて景色を堪能できるということもないため、それこそ紅葉や桜を目で見て楽しむような要素がないのが残念なところです。

泉質は肌へのあたりが少ない、数入るのに適した泉質です。
飲泉可で、湯船に流し込んでいる湯をそのまま飲泉することができます。
湯は無臭だが、口に含むと「ただの湯じゃないぞ」というまろやかさと、口の中に僅かに残る後味がある。
他の飲泉可の温泉に広く言えることだけど、甘いとか塩味とか、一意に表現できない味です。
ただ、隠し味として調理に使うなんて用法でも行けそうな、苦味などを感じない口当たりです。

風呂上がりに冷やした源泉を飲めるようになっているが、やはり通常の硬水・軟水を飲んだ後のようには行かず僅かな後味が口に残る感じ。
ただ、その気になれば多量の摂取も行えなくはない。
尤も、一度の飲泉量は100mL〜200mLが推奨されており、お腹の調子を整える効力を持つとあるので、飲み過ぎると逆にお腹を壊すようなことに繋がるかも知れない。


【三行】
 ・泉質を楽しむ、本当の意味での湯治向きの温泉。
 ・露天風呂なし、景色等を眺めることも難しい完全内風呂のみの為、源泉掛け流しを堪能するという目的以外での訪問を薦めるのはちょっと厳しいかも知れない。
 ・「本物の温泉がわかるお客様に心ゆくまでじっくりと新鮮なお湯を楽しんでいただきたい」という心構えは良いんじゃないでしょうか。


【更新履歴】
20170205 : 写真追加




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